【フジ問題検証番組】清水賢治社長が冒頭2分、2度頭下げAさんに謝罪「申し訳なく」/ほぼ全文

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2025年07月06日 10:41  日刊スポーツ

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フジテレビ

フジテレビは6日、元タレント中居正広氏(52)をめぐる女性問題に端を発した「フジテレビ問題」をめぐる検証特番「検証 フジテレビ問題 〜反省と再生・改革〜」(日曜午前10時)を放送した。


番組冒頭、同社の清水賢治社長が1人で登場。「ご覧頂いております、皆さま。フジテレビの清水です。このたび当社で発生した人権、コンプライアンスによる問題により、ご迷惑とご心配をおかけしていますことを改めて深くおわび申し上げます」と言って、頭を下げた。


続けて「当社元社員であるアナウンサーAさんへの人権侵害事案について当社の業務の延長線上であると。第三者委員会の調査報告書で指摘された状況で起きたこと、Aさんからの被害申告があったにも関わらず、当社がAさんの人権を救済するために必要な対応を適切にできなかったこと。本事案発生後の当社の対外発信などによってもAさんに対して精神的苦痛を与えてしまったことについて、大変申し訳なく思っています」と語った。


そして「Aさんには先日、私が直接謝罪する機会を設けてくださったことについても、改めて深く感謝致します」とした。


「そして一連の問題で、当社の番組、コンテンツを楽しみにしてくださっていた視聴者、ユーザーの皆さま、広告主、広告会社の皆さま、出演者、制作関係、お取引先の皆さまにも、多くの皆さまの信頼を失うことになり、ご迷惑と心配をかけしたことにつきましても、この場を借りて改めて深くおわび申し上げます」と再び頭を下げた。


「また、この問題の背景として第三者委員会の調査報告書に指摘されたように、企業風土の問題についても真摯(しんし)に受け止め、人権を尊重する会社として新たに生まれ変わることをここにお約束します」と宣言した。


「一連の問題発覚以降、私たちは社員やステークホルダーとの対話、取締役会を始めとしたそれぞれのレベルでの忌憚(きたん)のない意見交換、そしてさまざまな資料の分析を通じ、外部の専門家の意見も取り入れ、問題構造を把握し、悪しき慣習や文化を一掃し、あらゆる面で人権ファーストを徹底する改革案を作り上げました。現在、一切の聖域を許さず、覚悟を持って、改革を進めている最中でございます。どうか皆さま、厳しい目で私たちの改革を見届けてください」と約2分間語り、画面が切り替わった。


23年6月に起きた中居氏よる女性社員への人件侵害事案を検証。同局は女性社員から被害申告を受けながら当事者へのヒアリングを含む事実確認や番組継続、打ち切りの判断について適切な対応ができず、状況を悪化させた。


番組によると「当該事案の『対応』について弊社がどこで判断を誤ったのか、またその一因にもなった組織風土はどのようなものだったのかについて、さまざまな証言をもとに検証しております。また、再生・改革の取り組みの進捗についても現場の取材を通してお伝えします」としている。


出演者は同社の清水賢治社長、宮司愛海アナ、木村拓也アナ。ゲストはノンフィクションライター石戸諭氏、オウルズコンサルティンググループ執行役員の矢守亜夕美氏。スタッフはフジテレビ問題検証チーム、制作著作はフジテレビ。


同時間帯に放送予定だった「かのサンド」(同10時)「ミラモンGOLD」(同11時15分)は休止となり、翌週放送予定。

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