米カリフォルニア州オークランドの連邦地裁に到着した米実業家イーロン・マスク氏=4月30日(AFP時事) 【シリコンバレー時事】米実業家イーロン・マスク氏が、米オープンAIの営利化は不当だと訴えた裁判で、西部カリフォルニア州の連邦地裁は18日、訴えを棄却する決定を出した。提訴可能な期限を過ぎており、時効が成立していると判断した。
マスク氏はX(旧ツイッター)上で、オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)らが「慈善団体を盗んでもうけたことは明らかだ」と述べ、控訴する意向を示した。
訴訟は、マスク氏が2024年に提起した。19年にオープンAIが営利子会社を設立し、米マイクロソフトから出資を受け入れるなど利益追求に走ったことについて、当初の理念に反すると主張。アルトマン氏ら幹部の解任や、損害賠償を求めていた。オープンAIの設立メンバーであるマスク氏は、15年の非営利団体としての立ち上げに際して多額の資金を寄付していた。
複数のメディアによれば、オープンAI側は、寄付に当たり将来的にも非営利を維持する確約はなかったなどと主張。訴訟は、マスク氏が立ち上げた人工知能(AI)開発企業xAIを優位に立たせる目的だと反論した。