年間30万人動員する2PM 波乱続きのKPOP界で快進撃のワケは

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2013年12月09日 21:01  リアルサウンド

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2PM『GENESIS OF 2PM(通常盤)』(ERJ)

 2PMが日本で通算3枚目のアルバム『GENESIS OF 2PM』を、2014年1月29日に発売することが決定した。『REPUBLIC OF 2PM』、『LEGEND OF 2PM』に続く今作には、初のオリコンシングルウィークリーチャート1位を獲得した「Winter Games」、テレビドラマ『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜』(TBS系)とのタイアップで注目を集めた「GIVE ME LOVE」などに加え、新曲9曲を含む計13曲を収録。初回生産限定盤Bには、メンバーそれぞれのソロ曲を収録したボーナスアルバムも付く。また、アルバム収録曲の「Step By Step」は、12月9日13時より動画が公開されている。



 2011年5月にシングル『Take off』で日本デビューした2PMは、その後に発売したシングル『I’m your man』、『Ultra Lover』、日本1stアルバム『REPUBLIC OF 2PM』の3タイトルがすべて好セールスとなり、同年12月に開催した初の全国アリーナツアーでは10万人を動員。2012年4月からはNHK Eテレ「テレビでハングル講座」にてレギュラーを務め、東京MXでは兄弟グループである2AMとともに冠番組『2PM&2AM Wander Trip』の放送も開始(同年9月で終了。現在は『JUNHO (From 2PM)のSAY YES 〜フレンドシップ〜』を放送中)。5月には武道館6DAYSのライブを開催し、その知名度を高めた。2013年1月よりセカンドアルバム『LEGEND OF 2PM』を提げて行った全国アリーナツアー『2PM ARENA TOUR 2013 “LEGEND OF 2PM”』では15万人を動員、同年4月に行った東京ドーム公演『LEGEND OF 2PM in TOKYO DOME』では、2日間で11万人を動員した。『日経エンタテインメント!』が2013年9月に発表した「動員数ランキングTOP50」によると、同年の2PMの総動員数は14公演で28.3万人で、21位にランクインしている。



(参考:K-POPブームが収束しても何故か動員増 東方神起の人気が衰えないワケ



 2PMが日本デビューからさほど間をおかずに、コンサートで圧倒的な動員数を誇るグループへと急成長した背景のひとつには、そのステージパフォーマンスの特異さがある。アイドルグループとしては珍しく、男らしさを前面に押し出して“野獣アイドル”の異名を持つ彼らは、徹底的に鍛え上げられた肉体を駆使したダイナミックなダンスパフォーマンスが得意だ。韓国の音楽専門ケーブルテレビ、Mnetの新人育成テレビ番組『熱血男児』で、過酷な試練を乗り越えてデビューした彼らだけに、そのスキルは折り紙つき。いかにもアイドル的な煌びやかな衣装だけではなく、ときにはミリタリー調の衣装を着ているのも彼ららしい。何十人ものバックダンサーをしたがえてのド派手なパフォーマンスは、アリーナクラスで鑑賞してこそ映えるのは、想像に難くないのではないだろうか。韓流メディアの関係者によると、最近では彼らの肉体美への憧れから、男性ファンも増加しているとのこと。アイドルグループとされている彼らだが、そのパフォーマンスの質は、日本でいうならEXILEに近いのかもしれない。



 また、メンバー自身が作詞作曲をして2PMならではの世界観を追及したり、自らが懇意にしているクリエイターとともに楽曲を作り上げたりと、セルフプロデュース力の高さも伺える。メンバー同士の仲の良さも有名で、チームとしての一体感もある。彼らがアジアを股にかけて活躍できる背景には、何かと揉め事の多いKPOP系のグループにあって、珍しいほど厚い信頼関係を築いていることもあるのではないか。



 来年の1月からは新アルバム『GENESIS OF 2PM』を引っ提げて、3度目となるアリーナツアーを開催する予定の2PM。勢いに乗っている彼らだけに、その動員数はさらに増加しそうだ。(松下博夫)



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