【2007年10大ニュース】 メタボなんのその、「メガブーム」ビッグに到来

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2007年12月25日 13:00  mixiニュース

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2007年 10大ニュース

よりミク編

 ふつうサイズじゃ足りない!? メタボリック症候群への警鐘が鳴らされる中、ビッグに流行ったメガブーム。ファストフード大手のマクドナルドが、2007年1月に販売をスタートした「メガマック」を筆頭に、さまざまなフードでメガ商品が生まれた。

 ビーフの量は「ビッグマック」の倍、754キロカロリーのボリューム満点な「メガマック」は、販売されるやいなや爆発的な売れ行きを記録し、開始からわずか4日間で、販売数が当初予測の約2倍となる332万食に達した。しかしそのあまりの好調ぶりに、パティの在庫が悲鳴をあげ、店舗ごとに販売数を限定する緊急措置がとられるまでに。「メガマック」効果で1月の売上高は前年比で8.2%も増加、まさに売れ行きも「メガ」だったいえよう。
 この成功に味をしめたのか、マクドナルドはシリーズ兄弟分である「メガてりやき」、「メガたまご」、「メガトマト」などを続々リリース。人気メニューである「てりやきマックバーガー」のメガサイズ版は、「メガマック」を上回る903キロカロリーという驚異のボリュームながら、若者を中心に好評を博した。

 勢いにのるメガブームは、ハンバーガー以外のフードにも飛び火。ファミリーマートは、総重量が通常の約2倍となる「メガミートスパゲティ」を発売した。高カロリー弁当は、コンビニ消費を引っ張る若年男性層の支持を集め、その後も「メガ弁当」や「メガフライドチキン」、大容量スイーツなどが展開されている。

 また、すき家からは「メガ牛丼」が登場。「大盛」のライスに、「並盛」の3倍の牛肉がのった「メガ牛丼」はなんと1286キロカロリーである。「特盛では足らない!」との顧客のニーズに応えて生まれた商品だそうだが、1286キロカロリーといえば、成人男性の1日の摂取量のおよそ半分。想像するだけで「お腹いっぱい」なんて人もいるのでは?

 しかし波に乗るメガブームに受難も。「メガ牛丼」に対抗した吉野家のアルバイト店員が、「テラ豚丼」なるものを厨房で勝手に調理し、その様子を撮影した動画をニコニコ動画に投稿。すると「不衛生だ」「食べ物を粗末にしていて不快」などの批判が殺到、吉野家がサイトで謝罪する騒ぎに発展した。

 健康志向の世に、「満腹」へのニーズが潜在することを証明した「メガ」のビッグウェーブ。12月にはウェンディーズが「メガ超え」をうたった「スーパーメガウェンディーズ」なるハンバーガーを発売しており、ブームは「ギガ」や「テラ」へと加速する兆しをも見せている。メタボの恐怖もなんのその、ブームはまだ続きそうだ。(編集/執筆:mixiニューススタッフ)

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