知ってた?女の子より「男の子の育て方」の本が書店で圧倒的に多い理由…!

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2016年05月03日 22:01  &Mama

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書店に行くと“男の子の育て方、女の子の育て方”の類の本が溢れています。でも、“女の子の育て方”の書籍より“男の子の育て方”の方が圧倒的多数だったりします。


ところで、そもそも女の子と男の子の育て方を変えた方がいいのでしょうか?


そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が性差による育て方についてお話します。


 


■鶏が先か卵が先か


先に鶏がいたから卵が生まれたのか?先に卵があったから鶏が生まれたのか?


“鶏が先が卵が先”ではありませんが、“男の子として育てたから男の子らしくなったのか”“男の子で活発だから男の子として育てる結果になったのか”因果関係に悩むところです。


生物学的に性差による以下のような発達の違いはみられます。


・男の子は泣く量が多く活発である


・男の子は青など寒色系、女の子は赤やピンクなど暖色系を好む


・女の子は人形やままごと、男の子は車や電車が好き


・女の子は言葉の発達が男の子よりも早い


言葉についても男の子は言葉が遅い分、女の子よりも癇癪を起こす回数や友達を噛んだり突き飛ばすことも多くなります。このように生物学的なものがベースになることもあります。


だからと言ってそれに全てはめ込んではいけません。


一卵性双生児でも兄として育てたられた子と、弟として育てられた子では性格が変わってきます。女の子でも上に兄がいると強い子になったりします。環境としての親の関わり方が違うと変わってくるものですね。




■「男の子の育て方」の本が圧倒的多数な理由



子育ての担い手のメインはママ。そうなると、子どもが男の子の場合は異性の子を育てることになるので「どう接したらいいのかしら」と戸惑うことも多くなります。


そうして「男の子は育てづらいわ」「自分と違う生物、宇宙人と暮らしているようだ」と思ってしまうかもしれません。実際、書店には“女の子の育て方”の書籍より“男の子の育て方”の方が圧倒的多数です。


しかし、今ママが男の子を育てていてしんどい思いをしていても、子どもが成長するにつれ同性の子には同性ならではに感じる苛立ちや難しさを覚える人もいます。


異性の子を育てるのは「新しい発見が出来て新鮮だわ」くらいに思ってみてはどうでしょうか。


 


■「男の子(女の子)なんだから○○」型にはめると子育てが不安になる


男らしさ、女らしさって確かにありますよね。でもこれって文化が作り上げたもの。


男の子は“活発で元気に走り回るもの”と書いてある本もあります。でも、そうなると女の子のようにおとなしい男の子だったら却って心配になってしまったり、女の子なのに電車やミニカーにはまっていたり落ち着きがなかったら不安になりますよね。


“男の子なんだから○○であるべき”の固定観念を持っていると理想とのズレがあり悩んでしまいます。


でも、気の弱い男の子に「強くなれ」と求めたり、おてんばな女の子におとなしくしていることを強要したらどうなるでしょう。本人はとても苦痛です。


電車の好きな鉄子、赤やピンクが好きな男の子を見て「うちの子おかしい」と思ってはいけません。男女差よりも先に一人の人間として見てあげましょう。それぞれ持って生まれた特徴や個性があるのですから。


それから、女の子だからお行儀よく優しく、男の子だから逞しく強く、男の子だから泣くんじゃない、女のくせに男のくせにと育てるのは止めましょう。男であってもマナーも優しさも必要、女の子にも逞しさは大切です。




いかがでしたか。


ママの中には子どもをしっかりしつけられないことを棚に上げて「うちの子、男の子だからやんちゃなのよ」と隠れ蓑にしている人もいます。これは「まだ子どもだから電車の中で騒いでも見逃してね」と言っているのと似ていて問題を別にすり替えている例です。


男の子だから、女の子だからと理由にするのはやめましょうね。



【画像】


※ Konstantin Tronin、Raisa Kanareva / Shutterstock


【著者略歴】


※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』


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【参考】



※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)



※ 立石美津子(2014)『「はずれ先生」にあたったとき読む本』(青春出版社)


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