● ヤクルト 5 − 7 西武 ○
<3回戦・神宮>
西武が接戦を制し連敗を5でストップ。先発のドラフト1位右腕・多和田は5回5失点と苦しんだが、打線の援護を得てプロ初勝利(2敗)を挙げた。
多和田は1点リードの初回に3番山田に23号2ランを浴び逆転。その後も山田に右犠飛を許すなど5回までに5点を失ったが、何とか勝利投手の権利を持って、後続投手にバトンを渡した。
6回以降は野上、武隈、バスケス、増田がそれぞれ1イニングを無失点リレー。最後を締めた増田は12セーブ目(3勝3敗)を手にした。
自身6試合目で初勝利を手にした多和田は、「うれしいです」とヒーローインタビューで笑顔。この日は打線に助けられる形となったが、「次は自分の力で勝てるようにしたい」と力を込めた。
打線では3番に入った森が3安打3打点と大当たり。2番の栗山は2打数2安打、2四球1犠飛と全5打席で結果を残し、8回の第5打席では通算1500安打となる左前打をマークした。西武は連敗を5で止め、今季の交流戦は9勝9敗の5割で終了。最後をドラ1右腕の初勝利と主将のメモリアル安打で締めくくった。