聞くところによると、息子もマリちゃんのご両親にとても可愛がってもらっているのだとか。何度か夕食をごちそうになったりしているし、日ごろのお礼もかねて、うちの家族でマリちゃんを迎え、みんなでお祝いするのはどうでしょうか?
「家族で食事をする機会」と「マリちゃんのお祝い」、どちらも手放したくないと思ってしまいました。反省……。しかし私はどうしてもマリちゃんをお祝いしたいのです!
思春期の息子ですし、親のことを鬱陶しいと感じてしまうのも仕方ありません。少々出過ぎていたのかもしれませんが、マリちゃんのお誕生日をお祝いしたい気持ちでいっぱいなのです。
翌日、娘から再び電話がかかってきました。
4人での食事とはなりませんでしたが、娘はさほど気にしていないようでした。「彼女との時間のほうが楽しいだろうからね」と、実にアッサリしていたのでした。
後編へ続く。
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