アルピーヌF1がBPと新たな契約。最新テクノロジーの提供を受け、ファクトリーでのネットゼロへの取り組みを推進

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2023年12月21日 17:40  AUTOSPORT web

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ピエール・ガスリー(アルピーヌA523)
 アルピーヌF1チームは、ネットゼロへの取り組みのため、イギリスのエネルギー会社BPと新たな契約を結び、ファクトリーに同社のテクノロジーを導入することを決定した。BPは2017年以来、アルピーヌF1のテクニカルパートナーを務めている。

 今回の新しい契約により、BPは、エンストンのファクトリーでのエネルギー消費量削減のための支援を行い、低コストのゼロカーボン・ソリューションについてのガイダンスを提供する。

 BPは最先端のデータ測定および分析ツールを導入して、電力消費データを包括的に評価し、施設内のエネルギー使用を最適化できるエリアを特定する。計測ハードウエア『DIGBOX』により、建物の中の動きを学習し、リアルタイムデータを検索、エネルギー効率と回復力の向上に努めていくという。

 BPの顧客および製品マーケティング担当上級副社長ニコラ・バックは、次のようにコメントした。

「チームと協力し合って取り組んできた経験は、我々が統合されたアプローチ、専門知識、テクノロジーを活用して、チームが持続可能性における目標を達成できるよう支援し、レーストラック内外で卓越性を継続的に探究することに対して貢献していけることを示している」

 アルピーヌF1チームのオペレーティングディレクター、ロブ・ホワイトは、「長年にわたって築き上げてきた互いの信頼により、BPとのパートナーシップを継続することを誇りに思う」と語った。

「BPの専門知識と革新的なテクノロジーは、エンストンのテクニカルセンターでのエネルギー消費に関するリアルタイムの洞察を通して、サーキットの外にまで広がる持続可能性への取り組みを推進することに役立つ。BPと協力して、我々はファクトリーでの活動による環境への影響を軽減し、レーストラック以外でも永続的で卓越した遺産を創造していくために取り組んでいく」

 F1は2026年の新エンジンレギュレーションにより、100パーセント持続可能な燃料を導入する。BPはすでにその燃料の開発に取り組んでおり、作業は非常に順調に進んでいるということだ。

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