『鬼滅の刃』首位陥落、トップ10に返り咲いた大ヒットアニメは? 映画興行成績ランキング【2024年2月9〜11日】

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2024年02月14日 15:21  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

 2月13日発表の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、2月9〜11日)で、1月26日から上映中のアニメーション映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が首位に再浮上。これにより、前週のランキングで初登場1位を獲得していた『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』(2月2日公開)は2位に順位を下げた。

目次

・1位『機動戦士ガンダムSEED』2位『鬼滅の刃』の累計興行収入
・『夜明けのすべて』鑑賞者の口コミ上々
・『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』トップ10返り咲き
・全国映画動員ランキングトップ10(2024年2月2〜4日、興行通信社調べ)

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』26億円突破、一方『鬼滅の刃』は?

 TBS系アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの放送から約20年の時を経て、ファン待望の公開となった『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、2月12日までに累計興行収入26億8400万円を突破。1982年公開の『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』が記録した最終興収23億円を上回ったことで、ガンダムシリーズ劇場公開作品における歴代1位に躍り出た。

 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に首位奪還された格好の『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は、累計興収12億5000万円となっている。漫画家・吾峠呼世晴氏が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していた原作『鬼滅の刃』のアニメ映画で、2020年10月公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録(最終興収404.3億円)。

 一方、昨年2月に公開され、最終興収41.6億円をあげた『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は、上映開始から2週目の時点で累計興収20億円となっていた。これと比較すると、現在公開中の作品は勢いに欠けるといえるだろう。長らく続いてきた鬼滅ブームも落ち着いてきたということか。

朝ドラコンビ主演映画『夜明けのすべて』が初登場4位

 今回のランキング第3位は話題の実写映画『ゴールデンカムイ』(1月19日公開)で、第4位につけたのは初登場の『夜明けのすべて』(2月9日公開)。後者は小説家・瀬尾まいこ氏の同題作品(水鈴社)をSixTONES・松村北斗と上白石萌音のダブル主演で実写化。パニック障害を患う山添孝俊(松村)とPMS(月経前症候群)に苦しむ藤沢美紗(上白石)の交流を中心とした人間ドラマが描かれている。

 同作は全国221スクリーンと中規模上映だけに、4位発進は健闘したといえる。鑑賞済みのネットユーザーからは「パニック障害やPMSについて知ることができた。いろいろ考えさせられる」「描写とか掘り下げ方が丁寧で優しかった」「主演の2人の自然体な演技がよかった」といった感想が上がり、口コミは上々だ。ちなみに、松村と上白石はNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(21年11月〜22年4月放送)で夫婦役を演じていた。

 そんな『夜明けのすべて』と同日に公開された『身代わり忠臣蔵』は第5位にランクイン。こちらは小説家・土橋章宏氏の同題作品(幻冬舎)の実写化で、主演のムロツヨシは嫌われ者の旗本・吉良上野介とその弟・孝証の二役に挑戦。兄になりきって幕府を騙すことになった孝証と周囲のドタバタを描いた時代劇エンターテインメントである。

 ネット上には「面白かったしほっこりした」「コメディだけじゃなく、人情時代劇としても楽しめる」といったポジティブな声も多いが、「好き嫌いが分かれそう」「良くも悪くもムロさんファン向け」との意見も。全国355スクリーンという大規模上映作品にしては、初登場5位は物足りないスタートといえる。

ディズニー映画『ウィッシュ』がトップ10圏外、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は返り咲き

 そのほか、前回のランキングまで8週連続でトップ10入りしていたディズニーアニメ映画『ウィッシュ』(23年12月15日公開)が今回ついに脱落。一方で前回はトップ10圏外となっていたアニメ映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(23年11月17日公開)が今回のランキングで8位に返り咲き、累計興収26億5400万円を超えたと伝えられている。

 また、今週16日にはアニメ映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が上映を開始。『鬼滅の刃』と同じ「ジャンプ」で連載されていた『ハイキュー!!』(漫画家・古舘春一氏)が原作で、すでに劇場入場者プレゼント第5弾の配布期間まで発表されており、少なくとも5月までの上映が確定している。果たしてロケットスタートを切れるのか、注目したい。

全国映画動員ランキングトップ10(2024年2月9〜11日、興行通信社調べ)

1位:『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』

2位:『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』

3位:『ゴールデンカムイ』

4位:『夜明けのすべて』

5位:『身代わり忠臣蔵』

6位:『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』

7位:『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』

8位:『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

9位:『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

10位:『ゴジラ−1.0』

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