RBのメキース代表、前任者トストは「過去10年あらゆることを進める手助けをしてきた」と感謝の意を示す

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2024年02月29日 14:20  AUTOSPORT web

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フランツ・トスト(スクーデリア・アルファタウリ チーム代表)
 ローレン・メキースがRBのチーム代表として初めてコースで過ごしたのは、バーレーンで行われた3日間のプレシーズンテストのときだった。メキースは、フェラーリを去った後にガーデニング休暇を取らなければならなかったため、自宅で6カ月を過ごし、その後ピットウォールに戻った。

 2014年までミナルディとトロロッソのエンジニアとして仕事をしていたメキースにとって、ファエンツァのチーム構造はまったく新しいものではなかったが、彼は仕事に就いて最初の数週間は、過去10年間の変化やチームに加わった新しい人々など、すべてのことに追いつこうと努めていたためかなり大変だったと認めた。

「仕事を始めて5、6週間が経ったが、今でもすべてがとても新鮮で新しい。しかし、このチームに戻ることができて本当によかった。新しいチームの創造に関わる機会を持つのは素晴らしいことだ。我々はそのような見方をしている。言うまでもなく、このチームは特別な新しいチームだ。なぜなら素晴らしい歴史を持っているからだ。しかし、我々はそれをゼロから始める新鮮な冒険だと考えている。そして、ここにいるすべての人々にとってこれは本当に輝かしいスタートだ」

 メキースの焦点は明らかにこれからの旅路に置かれているが、一方で彼は前任者のフランツ・トストに感謝の意を表した。2005年末にディートリッヒ・マテシッツがポール・ストッダードからミナルディを買収した日から、2023年のF1世界選手権の終わりまで、チームを率いたのはトストだったからだ。

「フランツはさまざまな年を経て、数十年の間チームを長きにわたって導くという素晴らしい仕事をしてきた。私は彼がチームを率いていた最初の8年間、ともに仕事をし、彼から多くのことを学んだ。そして戻ってきてみると、彼が過去10年間にどれだけあらゆることを前進させる助けをしてきたか分かった」

 将来を見据えたメキースは、チームに新しい意欲と野心があることを示した。目標は近年よりもはるかに野心的なものだ。

「今回の新たなスタートで、より野心的なポジションを目指すことを我々は非常に明確にした。それは1日で起きるようなことではない。我々がやっていることは、ファエンツァとビスターにいる全員とともに行う見直しだ。より野心的な目標を真剣に考えるために、チームを強化する必要がある部分を見直している」

「シーズン前半は幾分難しいと思う。なぜなら大きな変化を起こしたり、構造を変えたり、チームを強化したりすれば、ふたたび回復するまでに時間がかかるからだ」

「うまくいけば今年の後半には、中団のなかでより競争の激しい位置を狙うことができるだろう」

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