確かに最近は、紫外線やPM2.5など、子どもにとっても肌環境は決して安心できるものではありません。しかも、スキンケアに関する情報をあらゆるところで見ることができるため、興味を持つのは仕方のないことかもしれません。
しかし、子どもの肌はデリケート。刺激の強い成分や過度なお手入れは、肌トラブルをひき起こすことがあるので注意が必要です。そこで、小中学生が選んではいけない成分や、やってはいけないお手入れを、美容ライターの筆者が紹介します。
小中学生がやってはいけないスキンケア1:レチノールなど刺激の強い成分が入ったものを使う
最近は化粧品を成分で選んで購入する人も増えていると聞きます。レチノールやナイアシンアミド、ビタミンCなど人気の成分はいろいろありますが、これらはシミやシワが気になり出した大人の肌向けのものが一般的。
刺激が強く、大人の肌でもトラブルの原因になったりすることもあります。子どもが使うのは控えましょう。
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小中学生がやってはいけないスキンケア2:ゴシゴシこするなど、過度な洗顔
小学校の高学年や中学生は、ニキビが気になりだすお年頃。とはいえ、ニキビができてしまったからと、1日に何度も洗顔をするのは絶対にやめましょう。洗いすぎはかえって肌トラブルを招く恐れがあります。また、洗顔の際にゴシゴシこするのも要注意。
1日2回(朝晩)、たっぷりの泡で優しく洗うようにしましょう。生え際などのすすぎ残しはニキビの原因になることもあるので、しっかり洗い流すことも忘れずに。
小中学生がやってはいけないスキンケア3:ピーリングなどの角質ケア
小中学生の間でも角質ケアをしている子がいると聞いて驚いたのですが、これは絶対にNG。子どもの肌はデリケートなので、刺激の強い角質ケアなどを行うと、赤みや痛みが出たり、皮がむけたりすることがあります。そもそも子どもの肌は、毛穴も目立たず滑らか。ターンオーバーも正常に働いているので角質ケアは必要ありません。
小中学生がやってはいけないスキンケア4:美容液たっぷりのシートマスクやエイジングケア
エイジングケアを始める年齢が年々早くなっていると聞きますが、美容液たっぷりのシートマスクや、大人肌向けのエイジングケアアイテムなども小中高生には刺激的。
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敏感肌用など肌に優しいアイテムから取り入れてみて!
小中高生にやってはいけないケアを紹介してきました。とはいえ、近年の紫外線はかなり強力。そのため子どもでも夏場は日焼け止めが欠かせません。
日焼け止めを選ぶ際は、子どもでも使用できる低刺激のものを選ぶようにしましょう。
また、日焼け止めを塗ったら、洗顔でしっかり落とすのも忘れずに。石けんでオフできるものを選ぶと便利です。水やお湯のみで洗うだけだと、日焼け止めをしっかりオフできていない可能性があるので気をつけましょう。
また、乾燥が気になる、ニキビが気になるということで、スキンケアを取り入れるのであれば、子どもでも使えるものや、刺激の少ない敏感肌用のものを選ぶようにしましょう。
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(文:佐治 真澄(スキンケアガイド))