間宮祥太朗、ポルトガルでティッシュ配り 映画『変な家』ポルト国際映画祭で審査員特別賞受賞

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2024年03月11日 05:00  ORICON NEWS

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間宮祥太朗が映画『変な家』(3月15日公開)の宣伝のためティッシュ配りを敢行
 一つの変な間取りから始まる前代未聞のゾクッとミステリー、映画『変な家』(3月15日公開)が、ポルトガルで開催された「第44回ポルト国際映画祭」にてオフィシャルコンペのアジア作品部門・審査員特別賞を受賞した。現地での上映に立ち会った主演の間宮祥太朗から「ポルトの美しい風景、優しい人々、そして会場でこの映画を初めて観て下さった方々の反応、そのどれもが鮮明に脳裏に残っています。ポルトの温もり冷めやらぬうちに、これ以上ない熱々のお土産をいただきました」と、喜びのコメントが届いた。

【動画】間宮祥太朗&佐藤二朗による“なにか・が・変”な劇場マナーCM

 ポルト国際映画祭は、1981年から開催されており、「ファンタスポルト」の愛称で親しまれている。シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン)、ブリュッセル国際映画祭(ベルギー)と並んで世界三大ファンタスティック映画祭の一つに数えられ、SF、ホラー、スリラー、サスペンスといったジャンルに定評がある映画祭。

 現地時間3月6日の上映にあわせて間宮が現地入りし、ポルトガルの観光地を巡って、映画祭の上映を告知する宣伝活動としてティッシュ配りを実施。ティッシュ配りという日本特有の宣伝活動に加えて、日本の俳優自らが宣伝している様子に現地の人々は興味深々の様子で、声をかけてくる人も。ファンタスポルトでの上映を伝えると「家族で観に行く」とリアクションした人もいて、現地の人との交流も楽しんだ。

 「BATALHA CENTRO DE CINEMA」にて行われた上映は、午後11時スタートの遅い時間にも関わらず300人を超える観客が集まり、会場は満席の状態に。客層は20代の男女から50代以上、家族連れまで幅広く、中には昼間、間宮から直接ティッシュを受け取った人もいた。

 上映前に舞台あいさつを行った間宮は、ポルトガル語で「こんばんは。私は間宮祥太朗です。皆さん盛り上がってますか!」と呼びかけると、大きな拍手が返ってきた。「ポルトの人たちは温かいので、あんまり(ポルトガル語が)伝わってなくても拍手してくれたのかなと思いました」と遠慮がちな間宮に、会場から「すごくよくわかりましたよ〜!」という声援も。

 日本では上映会を実施しておらず、この日が観客への初披露の場となったことを伝えた間宮は「まだ日本でお客さんとして見た人は1人もいません。なので、今夜初めてお客さんに見てもらう最初の1回です。ファンタスティック映画祭にふさわしいファンタスティックな日本映画になってると思うのでぜひ楽しんでご覧ください」と呼びかけ、温かい雰囲気の会場を大きく沸かせた。

 上映中、前半の栗原(佐藤二朗)が間取りを推理するシーンではスクリーンを食い入るように見ていた観客たちが、後半に入って悲鳴や驚きの声、さらには笑い声も上がるようになり、本編終了後にはスタンディングオベーションが起きて大いに盛り上がった。上映終了後のロビーでは、間宮が観客に囲まれ撮影攻めにあったほど、映画ファンの心をつかんだ様子だった。

 現地の熱を目の当たりにした間宮は「とても盛り上がってくれてすごくうれしかったです。最初は間取りだったり、日本語の映画で字幕を見ながらっていう感じなので、どんな感触になるんだろうなって想像がつかなかったんですけど、徐々に物語が進むにつれてストーリーに慣れていった感じがして、楽しんでくれていたのでよかったと思います。あとは、すごくシリアスなところでも笑ったりしていて、それは興味深いなと思いました(笑)」と話していた。

 観客の反応も上々で、「次々と繰り広げられるシーンに何が起こるのか怖かったけどとても楽しかった!」「すごくサスペンスがいっぱいで面白かったけど、最後は予測ができなくてびっくりした!」「怖さと家族の愛を考えさせられる映画だったのでもっと多くの人が見るべき!」と、絶賛する声も。アジア作品部門・審査員特別賞の受賞にもつながった。

 今回の受賞を受け、石川淳一監督は「日本固有の間取り、住宅事情や呪いなどの風習をもとにした映画で、こうやって世界で観客の皆さんに楽しんでいただけるのは非常にうれしいです。原作小説の怖さや面白さを損なわずに映像化できたのは、全スタッフ、キャストが一丸となって取り組んだ結果だと思います。ありがとうございました」スタッフ、キャストへの深い感謝の意を表している。

 本作は、動画クリエイター・雨穴(うけつ)がYouTubeに投稿した、「これは、ある家の間取り図です。あなたにはこの家の異常さがわかりますか?」というナレーションと、並べられた2つの間取りから始まる動画をきっかけに、書籍化、コミック化されてきた作品を実写映画化したミステリー。

 間宮演じる売れないオカルト専門動画クリエイター・雨宮(あめみや)が、一枚の変な家の間取り図と出会ったことから次々と事件に巻き込まれていく。雨宮とバディを組み間取りの謎に迫る一風変わった設計士・栗原役を佐藤、本作のヒロインで間取りの謎のカギを握る人物・柚希(ゆずき)役を川栄李奈が演じる。

■間宮祥太朗の受賞コメント(全文)

 たった今、映画『変な家』がポルト国際映画祭の審査員特別賞を受賞したという大変喜ばしい報告を受けたのですが、実はポルトから帰国してまだ2日と経っておりません。ですから、ポルトの美しい風景、優しい人々、そして会場でこの映画を初めて観て下さった方々の反応、そのどれもが鮮明に脳裏に残っています。ポルトの温もり冷めやらぬうちに、これ以上ない熱々のお土産をいただきました。ありがとうございます。日本での上映開始もまもなく、この熱がより一層大きく伝播していく事を願っております。

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