69歳男性・老齢年金5万4000円でも「毎月3万〜4万円貯金できている」セカンドライフのマネープラン

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2024年03月26日 06:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住69歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住69歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人、妻(65歳)、母(91歳)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:950万円
現在の貯蓄額:預貯金約350万円、リスク資産約2100万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金42年、厚生年金42年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):5万4000円
老齢厚生年金(厚生年金):なし(繰り下げ中)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金連合会(年額2万5000円予定・繰下げ中)、個人年金保険105万円(年額・受給期間65歳〜10年間)

配偶者の年金や収入:年収200万円、年金は基礎・厚生年金共70歳から受給予定

「給与収入を含めると不足はない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「自身の年金受給額は74歳まで基礎年金のみだが、給与及び個人年金の収入を含めると不足はない」と語っています。

ひと月の支出は約「26万円」。これまで生活費のために金融資産を取り崩した経験はなく、むしろ「毎月の収入で3万〜4万円程度の預金」ができていると言います。

「食品スーパーと詩吟教室のダブルワーク」

現役時代は食品スーパーや食品メーカーに勤めていたという投稿者。リタイア後は「地元食品スーパーの商品陳列作業」で早朝「5時から9時までの4時間」、月に「76〜80時間」勤務し、年間で手取り「102万円」の収入を得ているそう。

「早朝の勤務は慣れるまで大変でしたが、開店までの時間帯で面倒なレジ業務は無く、平日の日中は詩吟教室を開いており毎月8万円程度の師範料を頂いています」と、経歴や趣味を活かしたダブルワークで安定した収入を確保されているようです。

「もっと早く人生設計を描いていたら」

いっぽうで節約も心掛けていて、「エクセルで自前の家計簿を作って毎日入力」しているという投稿者。「縦軸に日付、横軸に出費項目。それぞれ毎月の出費項目別に予め予算を設定して予算消化率を明確にしている」と、こちらも現役時代の経験が活かされているようです。

なお、現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには、「(大学卒業後)なんとなく食品スーパーに就職しましたが、何度か転職を繰り返すうちに食品メーカーの営業職にたどり着けました。営業部長職で退職しましたが、もっと早く人生設計を描いていたらとつくづく実感しています」とコメント。

現在の楽しみは「読書(歴史小説)」。年に数回は戦国時代の城郭などの名所旧跡を訪ねているそうで、「3泊4日程度のドライブプラン」を立てて夫婦でアクティブに楽しんでおられるようです。

※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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