BAT本社の加熱式製品の責任者が来日 - 進化した「glo hyper pro」の魅力を語る

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2024年04月08日 14:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
昨年12月に最新加熱式たばこデバイス「glo hyper pro(グロー・ハイパー・プロ)」をローンチした「BAT」が、メディアラウンドテーブルを開催した。



BATジャパン副社長でマーケティング責任者のマリエル・マクラム氏とBAT 加熱式カテゴリー・グローバル・ディレクターのエリー・クリティク氏が登壇した本イベント。日本における「glo」のブランド戦略や「glo hyper pro」の魅力、レギュラー銘柄のたばこスティックにおけるリニューアルのポイントなどが語られた。


○■たばこスティックにも新技術を搭載



昨年12月に発売された「glo hyper pro」。プレゼンテーションの冒頭、BATジャパンのマクラム氏は、まず同社のたばこのハームリダクションの取り組み状況について説明した。



「我々は2つの大きな目標を掲げています。ひとつ目は現在2,390万人の非燃焼式たばこのユーザーを2030年までに5,000万人にすること。もうひとつは非燃焼式たばこ事業の売上を50%にするという目標です。毎年3億ポンド以上を科学分野の研究開発に投資し、1,600人以上の研究開発スペシャリストを擁する当社は、革新的な製品でハームリダクションを推進し、喫煙者のより良い代替品の提供を実現していきます」


ユーザーのさまざまなニーズを踏まえ、BATでは喫煙者を非燃焼式製品へ切り替えを促すためにマルチカテゴリ戦略を掲げており、さまざまなバリエーションの製品を日本で展開している。



「世界30カ国以上で販売されている加熱式たばこ『glo』は2016年、世界に先駆けて日本の仙台で初めてローンチ。2020年に福岡でオーラルたばこ『VELO(ベロ)』を、昨年8月にはゼロニコチンでリキッド・液体を加熱して吸入可能なエアロゾルを生成するベイプ・電子たばこ『Vuse(ビューズ)』を発売しました。非燃焼式製品の3カテゴリすべてのプロダクトのバリエーションを取り揃え、日本の消費者の皆さまへ提供しています」


加熱式たばこでは、昨年12月にフラッグシップモデルの最新デバイス「glo hyper pro」を発売。デバイスの進化に伴い、たばこスティックにも多くのイノベーションを搭載し、“今までを超える”味わいの実現にアプローチすると語る。



「スティックとデバイスの両方にイノベーションを搭載したことで全体のエクスペリエンスが格段に改善しました。また、衛生面を重視する日本の皆様のニーズに応えるために開発された、新StickSealテクノロジーが今後スティックに搭載されていきます」

○■“今までを超えていく”進化した性能



BAT本社で加熱式製品を担当しているクリティク氏は、「私にとって今回は3回目の来日になります。日本に来るたびに東京の街に感心しっぱなしです。サービスのレベルの高さやイノベーションを愛環し、BATジャパンのメンバーからも多くの感銘を受けています」と挨拶。「glo hyper pro」の魅力やこだわりを紹介した。


「glo hyper pro」では加熱技術を抜本的に変更し、HEATBOOSTテクノロジーを新搭載。通常モードの最大加熱温度は昨年5月に発売された「glo hyper X2」よりも50℃高い300℃となり、起動時間は15秒(ブーストモード)に短縮した。



セッションタイムは4分から4分30分に伸び、加熱技術が向上したことで最初の一口目から最後のパフまで、プレミアムなたばこの葉のバランスが取れた味わいや喫味を損なうことなく上質な味わいを提供するという。

加えて、美しさと使いやすさを両立したデザイン面も強化。バッテリー性能も大幅に改善させた。



「デザイン面での従来モデルとの最も大きな違いは、AMOLEDディスプレイのスクリーンと、TASTE SELECTダイヤルを導入した点。ユーザーがシンプルに使えるインターフェースと人間工学に基づいた設計は手に馴染みやすく、機能性や美しさだけでなくデバイス自体を使う楽しさも高めています。



有機ELディスプレイのスクリーンでバッテリー残量、加熱モードやセッションの進行状況などを直感的に把握できるようになり、ダイヤルを回すだけでお好みの加熱モードを選択できるようになりました。



また、バッテリーも持ち運びしやすさにも関わる非常に重要な技術です。『hyper X2』では120gだったデバイス重量は90gまで軽減され、バッテリー容量もより効率的なものとなり、80%の充電を60分以内に完了します」

○■より高いレベルの味わいを求め、たばこスティックも強化



デバイスと合わせて、レギュラー銘柄のたばこスティックも順次リニューアルが施されていく。スティック先端を密封することでたばこの葉が落ちない新StickSealテクノロジーを搭載し、ブラシによるクリーニングが不要に。



マスターブレンダーが厳選した上質なバージニア種とオリエンタル種を配合し、ラミナと呼ばれるたばこ葉の希少部位だけを使うことで、調和のとれた上質な味わいをより高いレベルで実現した。



「この非常にモダンなバランスの取れた味わいと豊かな香りを楽しめるスティックは、『ネオ』『ラッキー・ストライク』といったブランドで、今後、数週間から数カ月の間に日本で順次提供されていきます。たばこ葉の落下を回避するソリューションである新StickSealテクノロジーを搭載し、日本の消費者にとって非常に重要な点である衛生面が改善されたたばこスティックです」


タッチ&トライ後のインタビューでは、今回のたばこスティックのリニューアルなどについて、「よくエスプレッソマシンを例に出しています。カプセルとマシンによって、最終的にエスプレッソとしてカップの中に注がれる。gloもデバイスとたばこスティックという2つのアプローチでより価値の高いユーザー体験を提供しています」と語った、クリティク氏。



「glo hyper pro」の開発にあたっては、機能性も含めたUXのバランスを取り、とユーザーの使い勝手の両面のバランス設計が肝になったという。



「イノベーションというものはひとつの要素だけではなく、あらゆるバランスを精緻に取りながら、改善していくことによって達成できるもの。今回はとくにスクリーンやバッテリーなどの高い機能性を、日常的に持ち運びしやすく、手に馴染むデバイスで実現することに開発の焦点を当てました。



今回、予期しなかった大きな価値としては、モニターを新たに導入したことで電源のON/OFF時にデバイスがユーザーに『hi』『bye』という挨拶が多くの方に高く評価されていることが挙げられます。本当に細かいところですが、親しみやすく特別な体験を提供する製品として、当初の予想以上に高評価を得られており、我々にとっては嬉しい驚きでした」


「さっぽろ雪まつり」で体験ブースを設置するなど、ユーザーとのタッチポイントを積極的に築いてきた同社。今後も「glo hyper pro」をトライできる機会をさまざまなイベントで提供していくという。



「『glo hyper pro』ではデバイスを主役に据えたコミュニケーションを実施しています。詳細についてはまだお知らせできませんが、スポーツイベントや大型音楽フェスとのパートナーシップも現在進めているところなので、ぜひそちらもご注目いただければと思います」



伊藤綾 いとうりょう 1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催 @tsuitachiii この著者の記事一覧はこちら(伊藤綾)
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