玄海町判断「敬意と感謝」=処分場選定で国が前面―岸田首相
1
2024年05月10日 18:01 時事通信社
岸田文雄首相は10日、佐賀県玄海町が原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れを表明したことを受け、「心から敬意と感謝を表したい。最終処分地の選定は必ず解決しなければいけない課題だ」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
文献調査の受け入れは3例目。首相は「最終処分に関する理解、議論が全国で深まっていくよう、国として前面に立って取り組む」と強調した。
林芳正官房長官は記者会見で「特定の地域の問題ではなく、日本全国で取り組むべき重要な課題だ」と指摘し、文献調査の実施地域の拡大に取り組む考えを示した。
Copyright(C) 2024 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。