東北 南部中心にぐずついた天気 気温の変動大 台風1号の影響は?

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2024年05月29日 17:24  日本気象協会

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日本気象協会

東北 南部中心にぐずついた天気 気温の変動大 台風1号の影響は?

この先の東北地方は南部を中心に雨が降りやすく、ぐずついた天気となるでしょう。気温の変動も大きくなるため、体調の管理に注意が必要です。また現在、日本列島に近づきつつある台風1号について、東北地方への影響はどうなるのでしょうか。



●台風1号 東北への影響は31日(金) 2日(日)・3日(月)中心に雷雨の恐れ


向こう1週間、東北地方は傘のマークが目立ちます。
30日(木)こそ広い範囲で日差しが届きますが、31日(金)は台風1号の影響を受ける所があるでしょう。特に台風の進路に近い南部太平洋側では朝から雨雲がかかり、夕方にかけて断続的に雨が降る見込みです。一時的に雨脚の強まる所もあるでしょう。今のところ大雨にはならない見込みですが、海上は風が強まる予想です。今後の気象情報に注意して下さい。

1日(土)は青森や秋田など日差しの届く所はありますが、午後は南部太平洋側を中心に大気の状態がやや不安定となるでしょう。急な強い雨や落雷など空模様の変化にお気を付け下さい。

2日(日)から3日(月)にかけては、気圧の谷や上空の寒気の影響でさらに大気の状態が不安定となりそうです。あちらこちらで雷雨の恐れがあります。引き続き、天気の急変に注意が必要です。

4日(火)と5日(水)はオホーツク海高気圧からの湿った空気の影響で、東北南部や太平洋側で雨が降りやすいでしょう。北東からの冷たい空気が流れ込むため、特に太平洋側の沿岸部では日中でも気温が20度に届かない所がありそうです。体感的にはかなり空気がひんやり感じられるでしょう。昼間でも羽織るものがあると良さそうです。服装選びにご注意ください。


●雷雲が近づくサイン その時どうする?


外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。


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