フェルスタッペン、コースオフでダメージを受け、予選4番手「穴だらけのフロアで戦う羽目に」/F1第12戦

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2024年07月07日 10:40  AUTOSPORT web

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2024年F1第12戦イギリスGP 予選後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
 2024年F1イギリスGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、コースオフによるマシンダメージを抱えて戦った結果、4番手にとどまった。

 予選前に雨が降った後、晴れ始め、Q1は、濡れた路面が乾きつつあるコンディションとなり、全ドライバーが、最初はインターミディエイトタイヤ、終盤はソフトタイヤでアタックした。その際、早々にソフトタイヤに切り替えたセルジオ・ペレスがコースオフし、グラベルのなかでマシンをとめ、セッションは赤旗中断に。

 9分間の中断の後、全車がソフトタイヤでコースに復帰。その直後、今度はフェルスタッペンがコプス入口で濡れた路面に乗り、ランオフからグラベルへと飛び出した。フェルスタッペンは幸い走行を続けることができたが、このコースオフにより、フロアにダメージが生じ、その後の走りに大きな影響が出た。

 クリスチャン・ホーナー代表は「グラベルに飛び出したことで、残念ながらマックスのマシンのフロアは大きなダメージを受け、それがその後の予選でのパフォーマンスに大きな影響を及ぼした」と述べている。

「チームはガレージにおいて素晴らしい仕事をして、セッションの合間に可能な限りの回復を図ってくれた。マックスのラップも素晴らしかった。あれだけのダメージを負って、セカンドロウに並ぶことができるのだから、この結果を受け入れよう」

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分38秒393:インターミディエイトタイヤ/20周)
予選 4番手(Q1=11番手1分31秒342:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分26秒796:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分26秒203:ソフトタイヤ)

 混乱した土曜日だった。ターン7から立ち上がった時に、タイミング悪く、雨が降り始めた。コーナーに向けて減速しようとしたが、マシンのコントロールを失い、ウォールにヒットしないようにするのが精一杯だった。グラベルに飛び出したことでフロアが引き裂かれ、そのダメージはとても大きいものだった。

 チームは、一部を修復し、フロントからリヤのバランスを最適化しようとして、とても良い仕事をしてくれたが、このダメージは僕たちの予選に大きな影響を及ぼした。

 幸いQ3に進出することができ、最終的に予選4番手を獲得できたのは、ちょっとしたうれしいサプライズだ。これは今日可能な最大限の結果だ。

 レースに向けて新しいフロアを装着する必要がある。エキサイティングなレースになると思うよ。マクラーレンとメルセデスはここまですべてのセッションで速さを発揮し、良い週末を過ごしてきたから、ポジションを上げるために、僕たちとしては少し攻撃的に戦うことになるだろう。

 明日は新しい日だ。天候がどうなるかは分からないけれど、クリーンなマシンがあれば、上位争いに加わることができるはずだよ。

(自身の公式サイトにおいてコメントし)Q1で雨が降ると予想していなかったために、コースに出ていくタイミングを遅らせ、僕たちは最後のグループだった。

 グラベルに飛び出した後、ダウンフォースが100ポイント失われた。予選中にチームがフロアの修復にあたってくれたけれど、見た感じ、状況は良くなかった。穴だらけになっていたからね。そういう意味で、4番手になれて、今日はハッピーだよ。

(ダメージがなければ)ポール争いができたと思う。でも4番グリッドからなら何も不可能なことはない。アグレッシブなレースをしなければならないけれど、それも楽しいだろう。
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