<説明が下手くそ>普通の会話はできるけれど尋問のように聞くハメに。わが子を説明上手にする方法は?

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2024年07月09日 13:30  ママスタセレクト

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わが子が今日の出来事や面白かった動画についてを話してくれるものの、何を言っているのかよくわからず首を傾げてしまった経験はありませんか? 子どもの説明は、主語が抜けていたり、擬態語が多かったりするため、話が伝わりづらいこともありますよね
『小3のわが子、普段の会話は普通にできるけど説明が下手。一生懸命伝えようとしているんだけど、説明が下手すぎて、聞いているほうからしたら「?」となってしまう』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママのお悩みです。投稿者さんのお子さんは、説明がうまくないため、ママが理解できないことが多々あり心配しています。こちらのお悩み、共感する人も少なくないのではないでしょうか。ママスタコミュニティのママたちの声を紹介します。

説明下手な子を持つママから続々と共感の声


『うちの息子、中3だけど説明下手くそだよ』
『うちの中3娘も、うまくまとめられず、遠回りしたり主語が抜けていたりする』
『うちも同じく。さっぱり分からなくて、「何がどうしたのか詳しくゆっくり説明して」って言っちゃう』
投稿者さんに共感する声が続々と届きました。中学生のママたちからも共感する声が寄せられているところをみると、年齢が上がれば上がるほど、ママの心配度が増してくるのかもしれません。たしかに人に説明する機会は年齢が上がるとともに増えてきますよね。それは社会に出ればなおさらでしょう。できるだけ早く人に伝わる話し方を身につけてほしいと思うのが親心かもしれませんね。

まるで事情聴取のようなやりとりに!?

『上の子がそう。こちらがわからないことを聞き出す感じ。結果、事情聴取みたいになる』
『事情聴取からの誘導尋問、まさにうちもそれです。聞かなきゃ答えてくれないのもイライラしてしまうときもあって、余計に子どもを萎縮させてしまったかなと後から反省。もうどうすればいいかわからないまま、手探り育児。わが子は高校生です』
なかには子どもの説明が下手なため、親が根掘り葉掘り質問してしまい、子どもが萎縮し話すことをやめてしまう場合もあるようです。ママの声にもあるように、子どもに質問しすぎると事情聴取や尋問のようになってしまいます。すると、子どもも楽しくないので口を閉ざしてしまいますよね。そうならないために親も上手に子どもの話を引き出し、子どもが説明上手になるよう導きたいところです。

親ができることはある?


共通の話題を見つけ、議論してみる

『日頃から親子で議論や討論してるといいよ。テレビの感想でも何でもいいので。説明能力が高いと学生時代から社会人まで役に立つよ』
「親子で共通の話題を見つけ、議論するといい」とアドバイスを寄せてくれたママもいました。中高生であれば、ニュースや時事問題をテーマに、小学生の子どもであれば、子どもが興味のある話題をテーマにするといいのですよね。たとえば、戦隊モノが好きな子であれば、戦隊モノを一緒に見て感想を言い合ったり、よく家庭でみる動画をみて感想を言い合ったりするのもいいではないでしょうか。親が知らない内容は根掘り葉掘り聞いてしまうので、部分的に親が理解している内容を話題にするとよさそうです。

子どもの話に共感する


また子どもが話し始めたら、親は子どもの発言に共感する姿勢も忘れずにいたいところですよね。たとえば、子どもが「今日、先生にしかられたんだよ」といった場合「だれが」「どうして?」とすぐに声がけをすると事情聴取みたいになってしまいます。まずは子どもの発言をオウム返しにして受け止めてみてはどうでしょう。たとえば「先生に叱られたんだ」とオウム返しをし、そのうえで「どうして叱られたの?」質問を小出しにしながら、子どもの発言のたびに共感してみてはどうでしょうか。そして、最後に親が話の内容を総括してお手本を示すとよさそうです。たとえば「AくんがBくんの消しゴムをとって逃げ回り、椅子の上に乗ったところに、先生が教室に入ってきて叱られたんだね」と最後に親が説明のお手本を示してあげると、子どもも説明の方法を身につけてくれそうですよね。「なんて説明が下手なんだ」と思いながら、聞いていると子どもにも伝わってしまうので、あくまでも子どもの話したい内容に耳を傾けるようにするといいかもしれません。

頭の中を整理するために……


『大の大人でも説明下手はいる。私の旦那。「だから何が言いたいの?」と思ってしまう。まだ小学3年生なら大丈夫でしょ。これから訓練すれば上手くなると思うよ』
ママが言うように大人でも説明下手な人はいます。ですから、日頃から人に説明する機会を増やしていくといいではないでしょうか。

そのなかのひとつとして、日記をつけてみるのもいいのではないでしょうか。何か特別なことをしなくても、自分の日常を言語化するのは説明の訓練になりそうです。言語化が難しい場合は、時系列に何をやったのか、絵やイラストで描いてもいいでしょう。まずは時系列に今日の出来事を整理し、人に説明することから訓練し、その上で、自分が感じたことをまとめとして書き加えれば、子どものうちは御の字ですよね。子どもの発言を親が受け止めているといった実感が持て、会話が弾んだ成功体験を積んでいけば、説明上手な大人に成長するかもしれませんよね。尋問のような会話ではなく楽しい親子の会話のキャッチボールを心がけてくださいね。

文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・松本うち

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