オートレース宇部が初のコラボレーション。秋元康氏プロデュース『WHITE SCORPION』の特別カラーリングで2度目の鈴鹿8耐へ

0

2024年07月15日 07:20  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2024鈴鹿8耐:オートレース宇部、秋元康氏プロデュース『WHITE SCORPION』の特別カラーリングで挑む
  Racing Team(AutoRace Ube Racing Team)は、7月19〜21日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される『2024 FIM世界耐久選手権 ”コカ·コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』への体制を発表し、さらに特別カラーリングを明らかにした。

 オートレース宇部 Racing Teamは、James Racing 株式会社が運営しているチームで、2022年に全日本ロードレース選手権のST1000クラスに初参戦した。2年目の2023年はJSB1000へ進出し、チーム2年目となる津田拓也がスズキGSX-R1000Rでしのぎを削った。

 鈴鹿8耐においては、2023年に初出場ながらもトップ10トライアルに進出し、決勝では4位完走という功績も残している。さらにトップ10トライアルや全日本ロードの第8戦鈴鹿で、スズキMotoGPカラーを施したマシンで出走するなど、サプライズで多くのファンも沸かせたチームだ。

 そんなオートレース宇部 Racing Teamは、津田を筆頭に2名の外国人ライダーを新たに迎え入れ、2024年の鈴鹿8耐に2度目の参戦をする。MotoGPやMoto2などの世界選手権で経験豊富なアンソニー・ウエスト、そしてMoto2クラスにフル参戦中のバリー・バルトゥスが新たに加わった。

 また今年は2023年に引き続き、スペシャルカラーリングを施したスズキGSX-R1000Rで挑むという。秋元康氏が総合プロデューサーを務め、応募者約1万人の中からオーディションで選ばれた11名で結成されたグループ『WHITE SCORPION』と、チームとして初のコラボレーションが実現。

 『WHITE SCORPION』は、ウイーク中に実施される『8フェス! LIVEステージ』にも出演が予定されている注目グループ。さらにカラーリングだけではなく、トップ10トライアルへの出走時にも楽曲が使用され、7月20日のナイトピットウォークにもメンバーの出演が予定されているとのことだ。

 熟成が進むスズキGSX-R1000Rに特別カラーリングを施し、新たなライダーラインアップで2度目の鈴鹿8耐に臨むオートレース宇部 Racing Team。本番に向けて「昨年以上にポテンシャルを高めた体制でレースに挑んでいきます」という。

■齋藤 James 文護(チームオーナー)
「今年も夏の一大イベント『鈴鹿8耐』に山口県から参戦できることを心から嬉しく思います。昨年の初出場で4位完走は第1回大会から鈴鹿サーキットで見続けてきた私にとって特別な経験になりました。フィニッシュした時、私は泣いてしまいましたが、一緒に闘ったダン選手もハフィス選手もテレビカメラの前で泣いて感動してくれました」

「彼らとは今年、別チームになってしまいましたが、アンソニー・ウエスト選手、バリー・バルトゥス選手という素晴らしいライダーが2人加わってくれることになりました。津田拓也選手、そして新しい2人とレースができることを楽しみにしています」

■中井貴之(チームディレクター)
「今年はスケジュールの関係で実績のある外国人選手を探すのがかなり大変でしたが、結果として今年も強力なライダーたちが海外から加わってくれることになりました。アンソニー選手は久しぶりの鈴鹿、普段のレースとは違うスズキのバイクでしたが、テスト走行では我々が想定していた以上の走りを見せてくれました。人間的にもジェントルマンでレースに対してストイックでしっかりとした考えを持ったナイスガイです」

「バリー選手はチームにとって初めての若手ライダー起用です。1000ccのバイクも初めてですが、チームにフレッシュな風を送り込んでくれると期待しています。また、津田選手は今季まだ表彰台に登れてはいませんが、ベストタイムも昨年を上回るなど今年も進化を続けています」

「昨年同様、夏の鈴鹿8耐を契機にチームとしても上昇気流に乗っていけたらと思っています。2年目の鈴鹿8耐、我々は応援してくださる皆様にさらに感動してもらえるように、レースもイベント企画も全力で頑張ります。乞うご期待!」

■津田拓也
「今年もオートレース宇部Racing Teamと一緒に鈴鹿8耐を闘うのを楽しみにしています。アンソニー・ウエスト選手とは子供の頃にモリワキMH80のレースで組ませてもらったことがある憧れの選手ですし、経験が豊富です。バリー・バルトゥス選手は若いですが、Moto2のライダーはみんな速いので僕も彼から学ぶことがあると思います」

「テスト走行では海外から来てくれた2人のライダーに慣れてもらう必要があったので、僕はチェックやロングランに徹しました。今年のチームメイトたちが良いパフォーマンスを発揮してくれたのでテスト走行には満足しています。本戦に向けてとても楽しみになってきているので3人で力を合わせて頑張りたいと思います」

■アンソニー・ウエスト
「素晴らしいチームに招いてもらい、2回のテストを走れて、とてもハッピーな気分です。バイクはとても戦闘力が高いですし、タイヤも素晴らしい。津田選手もバルトゥス選手も速さがあって安定しているので、とても強いチームになったと思います。テストの結果から手応えを感じています。絶対にミスをしないこと。これが耐久レースで一番大事なことだと思っています。鈴鹿8耐の週末が今からとても楽しみです」

■バリー・バルトゥス
「僕の父も耐久レースのライダーでしたから、このレースに参戦できて幸せです。2日間一緒にテストをさせてもらいましたが、初日は初めての鈴鹿、そして初めてのスーパーバイクに苦労しました。でも、このチームはとてもプロフェッショナルなチームで良い経験になりました」

「2日目は僕のお母さんが亡くなったという知らせが届き、バイクに乗るのは簡単なことではありませんでしたが、テストに参加しました。初日に比べてラップタイムを更新できましたし、僕は良いレースペースで走れたと思います。レース本番がとても楽しみですし、僕は良い仕事がきっとできると思っています」

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定