日本の楽曲専門の海賊版リーチサイトが閉鎖、日本レコード協会が発表 開示情報をもとに責任追及へ

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2024年07月20日 19:31  ITmedia NEWS

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画像はイメージ(いらすとや)

 日本レコード協会は7月19日、日本の楽曲を違法にアップロードし、広告収入やアフィリエイト収入などを得ていた海外の海賊版リーチサイト「hikarinoakari.com」の閉鎖を確認したと発表した。


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 約10年間にわたり国内のレコード会社が制作・販売していた音源を許諾なしで大量にアップロード。誰でもダウンロードできる状態にしていた。


 日本レコード協会は国際レコード産業連盟(IFPI)と協力し、再三にわたりファイルの削除を求めてきた。また2017年以降は実際に音源ファイルが置かれていたサイバーロッカー(ストレージサービス)の運営会社に対しても削除依頼を出していた。


 一方でサイト管理者を特定するために発信者情報開示を申請。CDN事業者のCloudflare(クラウドフレア)に対する情報開示命令を7月3日に取得したところ、運営者は自主的にサイトを閉鎖したという。


 レコード協会は、今後開示される情報をもとに、引き続きサイト運営者の責任を追及するとしている。また同種の違法サイトへも法的な対応を行う考え。


 hikarinoakari.comは、14年ごろに開設され、主に海外ユーザーが利用していたという。24年のサイト訪問者数は1575万で、このうち75%が日本国外からのアクセスだった。


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