【ブログ】『暑さ×熱さ』を乗り切る秘訣、ライダーからオフィシャルまで。ちょびっとナツノキオク/カメラマンから見た鈴鹿8耐2024

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2024年07月31日 18:20  AUTOSPORT web

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朱の世界
 毎年、全日本ロードレース選手権をまわり、シャッターを切り続けるカメラマン「Nob.I」がお届けする『カメラマンから見た全日本ロード』改め、今回は2024年7月21日に開催された鈴鹿8時間耐久ロードレースを取材した『カメラマンから見た鈴鹿8耐』をお届けします。

* * * * * * *

暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は表題の通り、今年も鈴鹿8耐(以下、8耐)を撮影させていただきました。

好天に恵まれた2024年の8耐でしたが、今年も例年にない暑さの中、表彰式までしっかり撮りきり、鈴鹿サーキットを去る頃には干物のように乾ききりました。

ミラーレスという『連写の鬼』で撮影枚数が膨れ上がり、写真の整理が本当に大変です。
8耐前にはカメラメーカーC社の新しいフラッグシップの発売が決まり、連写が秒間40枚という、現在使用しているモデルの1.3倍になるそうですが、来年はいったい何枚撮るのでしょう……

2023年は疲労困憊で免疫機能が落ちたのか、9月の頭には新型コロナウイルスに感染してしまったので、今年は健康第一で夏を乗り切りたいと思います。

というわけで、2024年の『カメラマンから見た鈴鹿8耐』は今シーズンの流れを汲み、8耐参加者の『暑さ×熱さ』対策を調査してきました。

まずは、私の対策から。

基本かもしれませんが、クーラーボックスです。

そしてここ数年活躍しているのは……

クールタオルを縫ってヒヤロンを固定できるようにし、首に巻いています。

写真は数年前に大量買いした残りですが、現行モデルのヒヤロンはひと回り小さくなっているようで、来年はどうしよう?
最近はネッククーラーなる文明の利器が出ているので、検討してみることにしましょう。

調査のためにメディアセンターを物色していたら、先輩カメラマンがネタを提供してくれました。

最近は技術が発達しため、炭酸にも対応しているドリンクボトルがあるそうです。

ちなみに、コカ・コーラは8耐の冠スポンサーです。

観客だってあつい!

GPスクエアにはミスト散布。涼しそう。

もはやファン付きウェアも常識となり、カラフルな色も発売されている模様。

オフィシャルだってあつい!

「皆さんの暑さ対策は?」と尋ねたところ
「手ぬぐいです!」とポーズを決めてくれました。

こちらは束の間の休息。

ツワモノ発見。
私と同じ考えのようです。

パドックもうろついて調査してみました。

昨年紹介したプールは、8耐ではいつもの光景。

冷たい飲み物は基本中の基本。
氷水で冷やしているこの情景を見ているだけで涼しいです。

Honda Hamamatsu ESCARGOT & Kumamoto Racingにはすごい工夫が!
テントの奥をご覧ください。

こちらの美女はサインボード担当だそうです。

AutoRace Ube Racing Teamでは、ファン付きウェアの上位(?)、冷却ベストを使用。

効果は絶大だそうです。

Team HRC with Japan Postのパドックにはなんと……
アイスショーケースが設置されているではありませんか!

このチームのサインエリアにはスポットクーラーを工夫して冷却空間を仮設。とても快適そう。
サインエリアは日除けがないため、効果抜群ではないでしょうか。

一番あついのは選手でしょう。

以前も紹介したアルパインスターズ製のクーリングベスト。
走行ギリギリまで体を冷やします。

アナログですが、送風機系は効果抜群。
こちらはバッテリー式のサーキュレーター。

ピットには大きな送風機が。

この4基の送風機、流行っているのか使用しているチームが結構いました。
よぉ〜く見ると、ハルクプロをスポンサードしている『SDG』のロゴが……

皆さん、あの手この手で真夏の祭典を乗り切っているようです。

工夫を探すのが楽しく、思ったよりたくさん見つかり、誌面がカツカツになってしまいましたが、ちょびっとだけ作品を掲載させていただきます。

いかがでしたでしょうか?

今年も納得した『チーム力』が撮れなくて悶々とウイークを過ごしましたが、そもそも『チーム力』は目に見えないのではないかと思い始めています。
今回紹介した『あつさ対策』だってチーム力のひとつであり、もっと着眼点を変えなければならないのかもしれません。

8耐は『「頭をリセット」する時間がなく、常に判断を迫られ、頭も体もフル回転で動く』撮影ですが、今年は編集部員に手厚くフォローしてもらい、無事終えることができました。
この場を借りて感謝いたします。ありがとうございました。
これも一種の『チーム力』???

2024年の8耐が終わったばかりで、疲労困憊のポンコツ状態ですが、もう来年が待ち遠しくなっています。
私も8耐の『魔力』にとりつかれてしまったようです。

来年の8耐でまたお会いしましょう!
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