ドゥカティ、アプリリア、KTMがQ2直接進出。トップタイムはマルティンが譲らず/第10戦イギリスGP

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2024年08月03日 00:20  AUTOSPORT web

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ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)/2024MotoGP第10戦イギリスGP
 8月2日、2024年MotoGP第10戦イギリスGPの初日セッションがシルバーストン・サーキットで行われ、MotoGPクラスのプラクティスではホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)がトップタイムを記録した。

 同大会は、ヤマハのテストライダーを務めるカル・クラッチローがワイルドカードで参戦する予定だったが、リハビリ中のため欠場。代役は現WorldSBKライダーで前戦のドイツGPにも出場したレミー・ガードナー(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が務めており、ヤマハは3台だ。

 45分のフリー走行1回目は雲もあるが晴れているのなか、気温21度、路面温度30度のドライコンディションで行われた。最初の10分ではアプリリア勢が速く、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が2分00秒319、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が2分00秒320に入れた。そのほか、KTM、ドゥカティ勢が2分01秒台だった。

 10分を過ぎるとジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が2分00秒302、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が2分00秒288とKTM勢が上がるが、アレイシ・エスパルガロが1分59秒769でトップに。

 フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は1分59秒859に入れて2番手となった。また、アレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)とフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)も2分00秒1まで上げて上位に入れた。

 残り20分、2度目のアタックに入る。するとマルティンが1分59秒799で2番手に浮上。マルティンは翌周に1分59秒627でトップに立った。

 残り10分を切るとファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)が1分59秒830、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分59秒822で3番手と4番手。終盤にはペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が6コーナーでオーバーシュートして、止まり切れずにスポンジバリアに当たる場面もあった。

 最後のアタックでは、マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が15コーナーでクラッシュ。マルティンは1分59秒383で首位、2番手は1分59秒473のビニャーレス、3番手は1分59秒719のアレイシ・エスパルガロとなった。

 また、日本メーカーではファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が1分59秒863で9番手、中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)が2分00秒501で16番手だった。

 午後のプラクティスは気温24度、路面温度43度だ。開始早々、バスティアニーニとマルコ・ベゼッチ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)のマシンから白煙が上がりスローダウンする。そして、中上が9コーナーで転倒を喫した。

 開始13分、バニャイアが1分59秒142で午前のトップタイムを更新。その後、チームメイトのバスティアニーニが1分59秒026とさらにタイムを上げてトップに浮上した。ビニャーレスは1分59秒265と一歩届かず3番手だ。

 残り33分にはミラーが1分59秒209を記録して3番手。アレイシ・エスパルガロも1分59秒194まで上げるがドゥカティのふたりに届かず3番手となる。その後、マルティンが1分59秒124、翌周1分58秒856で2番手、ビニャーレスが1分58秒563に入れてトップタイムを塗り替えた。ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)も1分59秒020で3番手だ。

 セッション20分を切った時点ではビニャーレス、マルティン、ラウル・フェルナンデス、バスティアニーニ、バニャイア、アレイシ・エスパルガロのトップ6で、アプリリアとドゥカティが3台ずつで速さを見せる。

 残り11分頃、アタック合戦が激しくなりトップタイムがどんどん変わっていく。ここで最速だったのはマルティンの1分58秒262、バスティアニーニが1分58秒401で2番手、ディ・ジャンアントニオバニャイアが1分58秒417で3番手となる。バニャイアが4番手、アレイシ・エスパルガロとビニャーレスが5、6番手だ。

 ほとんどのライダーがピットに入り、残り6分に最後のアタックが始まる。バニャイア、ミラー、アレイシ・エスパルガロがこの時点でのトップタイムを更新したが、マルティンが1分57秒911で首位奪還。初日を制した。

 結果的に、6台のドゥカティ、2台のアプリリア、2台のKTMが予選Q2に直接進出する。

 最後にはアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が7コーナーで転倒を喫している。日本メーカーのトップは、クアルタラロの16番手、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)の17番手だ。

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