【夏の怪談特集】本来そこにいるはずのないものを突如目にしてしまったら――。40代前半の男性は、「今から24年前の夏頃」に起きた出来事を綴った。（文：長田コウ）
「当時の彼女の家に転がり込んでいて、その彼女が自分と付き合う前の元彼との間に出来た子供を春頃に中絶したって聞いてはいた」
「子供の幽霊が1番恐怖を感じました」
その中絶が関係しているかどうかは不明だが、彼女は毎晩のようにうなされていたそう。ある夜、その声で目が覚めた男性は、1人で「三面鏡の前でタバコを吸っていた」。すると、信じられないものを見てしまった。
「鏡に写った隣の部屋の窓の前でハイハイしてる赤ちゃんらしき影が見えて、エッ？と思って直接見ても何も見えず、また鏡をみたらやっぱり居て…」
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何度か確認を繰り返したのち、男性は、「アレはネコや！ネコ飼ってるからネコが居るだけや！」と思い込もうとした。すると、男性の隣に「ネコがニャン！」と出てきた。つまり、猫はそばにいたわけで……。
そこで男性は、赤ちゃんらしき謎の存在にある言葉をかけた。
「確かに母ちゃんはこの子かもしれんけど父ちゃんオレ違うやんけ！父ちゃんの所に行けや！」
確かに、いわゆる“水子の霊”だったとしても男性は無関係だ。この発言を機に、彼女がうなされることはなくなったそう。男性は、この体験の恐ろしさを改めて振り返った。
「その後何回か大人の幽霊は見たけど、何か子供の幽霊が1番恐怖を感じました」
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謎の赤ちゃんの正体は総合的に考えるとやっぱり猫のような気もするが、彼女がうなされることもなくなり、結果オーライといったところだろうか。
※キャリコネニュースではアンケート「幽霊はいると思いますか？」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/IBVJN87L
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