中日・岡林、前半戦は不振も8月に入り復調気配　福留孝介氏「今年に関しては…」

　東海ラジオの制作でニッポン放送ショウアップナイターでも放送された9日の中日−巨人戦で解説を務めた福留孝介氏が、中日・岡林勇希について言及した。

　福留氏は今季の岡林に「1年通してこういう時もありますけど、今年に関しては入りが悪すぎましたね」とチクリ。今季、岡林は肩を痛めた影響で出遅れた。福留氏は「肩を痛めたのが直接の原因かどうかというのは僕らわからないんですけど、自分の形としては全くもってなかったですね」と指摘した。

　福留氏は「彼がキャンプの時にいろんなことをやっていますけど、その中で自分がこれと決めたものを続けられたのか、この1点だと思います」とキッパリ。「岡林選手がキャンプでやっていたことが今シーズンで入る中で、どれをやりたかったというのが見えたかったんですよね」と話していた。

　岡林はレギュラーに定着した22年に最多安打のタイトルを獲得すると、2年連続でベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。今季から福留氏が現役時代に99年〜07年まで着けていた背番号1を背負う。今季は故障の影響もあり開幕を二軍で迎えると、一軍昇格後、打撃の状態が上がらず、オールスター前の打率は.189。それでも、7日のDeNA戦から3試合連続複数安打と復調気配だ。

（提供：東海ラジオ ガッツナイター）