ポルシェがフォーミュラEのドライバーとしてニコ・ミューラーと契約を結ぶ

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2024年08月14日 22:00  AUTOSPORT web

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ポルシェとワークスドライバー契約を結んだニコ・ミューラー
 8月14日、ポルシェ・モータースポーツはニコ・ミューラーとワークスドライバー契約を結んだと発表した。2024-2025シーズンにポルシェ99Xエレクトリックを使用するアンドレッティ・フォーミュラEのドライバーとして起用され、さらなるポルシェでのモータースポーツ活動は計画中だとしている。

 ミューラーは1992年スイス生まれ。GP3やフォーミュラ・ルノー3.5を経て2014年からアウディのファクトリードライバーとしてDTMドイツ・ツーリングカー選手権で活躍してきた。また同時にアウディドライバーとして2015年のニュルブルクリンク24時間優勝をはじめ、世界中のレースで多くの勝利を収めてきた。

 そんなミューラーはアウディスポーツ・アプト・シェフラーの開発、テストドライバー等を務め、2019-2020シーズンにジェオックス・ドラゴンから参戦を開始。2022-2023シーズンからはアプト・クプラ・フォーミュラEチームで2シーズン戦っている。

 一方で、アウディのレース活動の変化にともない、2022年限りでアウディ陣営からは離脱。2023年からはプジョーのドライバーとしてWEC世界耐久選手権に参戦していたが、2024年限りで離脱が決定。今回ポルシェにワークスドライバーとして迎え入れられることになった。

 ミューラーはフォーミュラEではアンドレッティに所属することになり、ジェイク・デニスとともに戦う。一方、ポルシェはミューラーがスポーツカーレース等他のレースシリーズに出場するかどうかは現在計画中で、後日発表されるとした。

「ポルシェのワークスドライバーになることは僕にとって子どもの頃からの夢だったんだ。初めてポルシェと出会ったとき、特別な存在だとすぐに気づいた。レーシングドライバーにとって、ポルシェは尊敬すべきブランドであり、ポルシェを代表して走ることは僕にとって大きな名誉で、誇りに満たされているよ」とミューラー。

 また、ポルシェ・モータースポーツの副社長であるトーマス・ラウデンバッハは「ニコ・ミューラー、ポルシェファミリーへようこそ。モータースポーツの世界でこれほど幅広く、多様な経験をもつプロをチームに迎えることができうれしく思う」とコメントした。

「彼はニュル24時間で優勝し、DTMで二度ランキング2位につけている。まずは彼のフォーミュラでの知識が、ポルシェのフォーミュラEプログラムで重要な役割を果たすことを期待している。また、ニコがポルシェで他のどのシリーズに出場するかは、後日発表したい」
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