コスモス賞7馬身差Vの逸材 札幌2歳Sで18年破られていないジンクスを克服するか

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2024年08月27日 19:15  netkeiba

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無敗戴冠を目指すアスクシュタイン(今年8月撮影、ユーザー提供:ほてらみさん)
 新馬→コスモス賞と連勝中のアスクシュタイン(牡2、栗東・藤原英昭厩舎)が、札幌2歳ステークス(2歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を目指す。

 アスクシュタインは父ドゥラメンテ、母ヴィクトリアズワイルドキャット、母の父Bellamy Roadの血統。母は11年の米G3・エイトベルズSの勝ち馬。伯父のキンセールキング(Kinsale King)は10年のドバイゴールデンシャヒーンを制している。22年のセレクトセール当歳で4200万円(税抜)で取引された。

 ここまで2戦2勝。7月函館の新馬(芝1800m)は逃げて1馬身半差の完勝。続く前走のコスモス賞でもハナを奪うと、直線ではグングンと後続を突き放し、7馬身差の大楽勝だった。控えた場合にどうかという課題はあるが、今回のメンバーでは唯一のオープン勝ち馬。それだけに不動の主役といえる存在だ。

 97年に札幌2歳Sが1800mになって以降、コスモス賞の覇者は15頭が参戦しているが、勝ったのは97年のアイアムザプリンスと06年のナムラマースのみ。07年以降は出走機会9連敗中。11年には後にGIを6勝するゴールドシップが、グランデッツァの2着に敗れている。アスクシュタインはジンクスを克服し、3連勝での戴冠となるか。年末、そして来春の大舞台に向けて、通過点にしたい一戦となる。

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