サージェントの離脱にドライバーらが同情。「彼は全力を尽くした。チームメイトになれて光栄」とアルボン

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2024年08月31日 06:30  AUTOSPORT web

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シーズン途中でドライバー変更となったローガン・サージェント(ウイリアムズ)
 ローガン・サージェントがウイリアムズから解雇されたことは、仲間のドライバーたちにとってショックなことであった。木曜日のモンツァでのメディア対応時間中には、彼らから自発的な反応が数多く見られた。

 元チームメイトのアレクサンダー・アルボンは先んじて、チームの決定が発表されるとすぐにサージェントへの公式にメッセージを出した。

「僕はこのスポーツがいかに残酷になり得るかということを直に知っているし、ローガン(・サージェント)がシーズン途中でチームを去るのを見るのはつらい」

「兄弟、君は全力を尽くした。君とチームメイトになれて光栄だった。次に何をするにしても、君は素晴らしくなるだろう」

 アルボンは、内部の状況について詳細を語ることにあまり乗り気ではなかったが、「明らかにかなり遅いタイミングの決定だったと思う。発表のずっと前に耳にすることはなかった」と認めている。

 しかし、アルボンは元チームメイトに直接話した内容を口外しないと決めており、「今週ローガンと話したことは秘密にしておく」と語る。最後にはふたたびサージェントを称賛し、次のように締めくくった。

「彼は素晴らしい人で、僕たちはとても仲良くやってきた。彼には明るい未来が待っていると思う。そして僕が彼に同情しているのは確かだ。でも、これ以上は話さないでおくよ」

 FIA F3でライバルだったオスカー・ピアストリも友人の離脱を悲しんでおり、離脱を惜しむ。

「昨日彼にテキストメッセージを送った。明らかに、彼にとってF1での時期は楽なものではなかった。彼にとってF1に参戦することは、僕が予想していたよりもずっと困難だったと思う。僕にとって、彼のポテンシャルはF1で発揮されたものよりもはるかに大きかった。どんな理由であろうとね」

 アルボンと同様にピアストリも、ほとんどのF1観戦者よりもサージェントを高く評価しているようだ。

「ジュニアカテゴリーでは彼のチームメイトとして、基本的にあらゆるレースで彼と競い合ってきた。僕は彼がどれだけ速いのかを直接知っている。少しショックだったが、この変更はまったく予想外のものではなかったのかもしれない」

「何らかの理由で、彼は実力のすべてを発揮できなかったのだろう。なぜなら、ジュニアカテゴリーで僕が対戦した相手のなかで、彼はもっとも速いドライバーのひとりだったからだ。彼の潜在能力は、一部の人が考えているよりもはるかに大きいんだ」

 フランコ・コラピントのF1デビューについて質問された、カルロス・サインツのようなベテランでさえ、まずサージェントに応援のメッセージを送っていた。

「まず第一に、この場を離れることとなってしまったローガン(・サージェント)に激励の言葉を贈りたい。シーズン途中でシートを失うのは、どのドライバーにとってもつらいことで、僕たちにとっても同僚がこのように去っていくのを見るのはつねにつらいことだ」

「ローガンは、ここにいる人たちが信じているかもしれない以上に才能がある。その才能がなければ、他のカテゴリーで彼が出した結果は得られないからだ。ただ、F1は厳しい世界だ。彼はF1ではうまくいかなかったが、次にどこでレースをしても彼にふさわしいキャリアを築けることを祈っている」

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