大苦戦バニャイア「できることはなかった。状況が悪化し続けた」。セット外してスプリントは9位/第12戦アラゴンGP

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2024年09月01日 13:10  AUTOSPORT web

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フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2024MotoGP第12戦アラゴンGP
 8月31日、2024年MotoGP第12戦アラゴンGP MotoGPクラスのスプリントレースでフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は9位に終わった。明らかに今大会は苦戦しているが、新しい路面とセッティングを外したことが原因のようだ。

 FP1ではトップから1.927秒差の1分50秒216で21番手だったバニャイア。路面の改修工事が行われたアラゴンに苦戦したが、「正しい方向を見つけるのに苦労した。僕たちが取った方向は間違っていたことが判明して、その後は反対の方向に進んでしまった」とセッティングを大きく外したことも要因だったことを語った。

 フロントのフィーリングが悪かったようだが、プラクティスではリヤにソフトタイヤを入れて1分46秒591を記録して6番手に。なんとかダイレクトで予選Q2に進むことができた。

 ところが、夜に雨が降り、予選日の朝の路面はウエット。MotoGPクラスの走行にはドライとなったが、路面の汚れでさらにフィーリングも変わってしまった。辛うじてバニャイアは予選で3番手につけたが、スプリントは内側のグリッド位置で、汚れによりスタートでスピン。ポジションを落として1コーナーを6番手で回り、さらに苦戦している週末だけにレースペースも上がらない。

 ドゥカティのアドバンテージを活かしてなんとか食らいつき、アプリリア勢の前に出て4番手になったが、フロントのフィーリング不足で何度かミスを冒して、最後にはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)にもかわされて9位で終えた。決勝日はセッティングを合わせて表彰台まで戻ることはできるだろうか。

■フランセスコ・バニャイア
「残念ながら、昨日出た問題が今日の午後にも再発して、チームとしてできることはほとんどなかった。こういうことは残念ながら起こるものだし、僕たちに起こってからしばらく経っていた」

「スタートは難しかったけど、昨夜の雨の後、その場所の路面状況は理想的ではなかった。あまり遅れずにすんだけど、5コーナーに差し掛かった途端、何かがおかしいとすぐに気づき、その後は状況が悪化し続けた。コーナーの進入とコーナーの中間の両方で苦戦し、ラップタイムも非常に遅かったので、厳しいレースだった」

「マルク(・マルケス)は、コースの3つのエリアで僕たち全員に差をつけることができるようだから、現実的に考えればマルティンと戦えたと思う。明日は何をすべきか理解しようと努力し、状況が変わることを期待したい」

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