血圧上昇を抑制、睡眠改善…「高知なす」の恐るべき健康効果!信大准教授も毎日実践

2

2024年09月02日 11:10  web女性自身

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

web女性自身

写真

ある調査の報告によると「猛暑で生活習慣や健康状態に変化が出た」と7割以上の人が回答(オムロンヘルスケア2024年8月調査より)。



耐えがたい暑さは、外出控えや気力の低下、睡眠不足の原因になる。結果、精神的なストレスが増えたと感じる人が、今年の夏は急増。このストレスは高血圧を招く。



その血圧上昇を「1日2本のなす」で抑えられることが、信州大学の研究で明らかになった。



「1996年、『高知なす』に血圧を下げる効果を持つ、コリンエステルという成分が多量に含まれていることを突き止めました。その量は、ピーマンやにんじんなどの野菜一般と比べて約3千倍以上です」



こう話すのは、コリンエステルを発見した信州大学学術研究院(農学系)准教授の中村浩蔵さん。



コリンエステルは神経伝達物質で、自律神経の活動を調節する。



「人の活動時に高まる交感神経の活動が抑制されることで、血圧の上昇を抑え、睡眠改善、気分改善、リラックス効果も期待できます」(中村さん、以下同)



しかも、コリンエステルの血圧抑制効果は、摂取したその日に出る人が多いというから驚きだ。



「長年高血圧に悩まされ、上が160mmHg程度だった血圧が、コリンエステルを摂取したその日に、120mmHgまで下がり、睡眠時に就寝後数時間で目が覚める症状が改善した人も。高血圧に悩む人が摂取すると、その日に効果が出る例は多く見られます。即効性が高い点もコリンエステルの特徴です」





■購入してすぐレンジ加熱、冷凍保存で使い方も便利



なすは、機能性表示食品である「高知なす」を選び、1日2本食べることで、血圧を抑制する効果が特に期待できる。



「なすは最初に、ヘタを取り丸ごと電子レンジで加熱すると、コリンエステルを分解する酵素が働かなくなります。また、生でカットすると成分が減少するため要注意」



電子レンジでの加熱は、油が不要になるメリットも。



「コリンエステルは水に溶けやすい性質があります。水にさらす、長時間煮るなどの調理法は、水や煮汁にコリンエステルが溶け出してしまうため避けてください」



このなす2本を使った簡単レシピを、管理栄養士の土肥愛子さんに考案してもらった。



「高血圧の要因となる塩分を汗や尿として排出するカリウムを、一緒に取ることがおすすめです。特に、なすとも相性のいい大根はカリウムが豊富。鬼おろし(ギザギザの形状の刃が特徴のおろし器ですった粗めの大根おろし)にすれば辛味も感じられず、丸ごと食べられますよ」(土肥さん、以下同)



鬼おろしをのせた焼きなすは、夕飯のおかずに最適。



なすとサラダチキンのあえ物は和風サラダ感覚で食べられる。タンパク質もサラダチキンで手軽に取れ、栄養満点な一品だ。



うどんは火を使わず調理可能。



加熱したなすは、手で裂くことで、ごまだれと絡みやすくなる。



「以前の血圧は上が160mmHgと、高い数値でした。なすに含まれるコリンエステルを発見してからは、毎日、なすを使った料理を食べるように。妻は、なすを購入するとすぐレンジで加熱して冷凍保存しています。朝食の味噌汁には、冷凍のままカットして汁の中へ。加熱済みなのですぐ食べられて便利です。夕飯のおかずの炒め物などにも活用。現在の血圧は上が110mmHg、下は75mmHgで落ち着いています」(中村さん)



高血圧の薬は長期間服用すると副作用が心配だが、コリンエステルは体内に吸収されず、自律神経を調節するため、副作用の心配もない。



まだまだ暑い日々が続く。なすを毎日2本食べる習慣をつけて、高血圧に負けない健康体を目指そう。

動画・画像が表示されない場合はこちら

動画・画像が表示されない場合はこちら



このニュースに関するつぶやき

  • そこまで劇的に効いたら逆に怪しいというか怖いというか… あくまでもなすはなすで「食品」なんだし。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングライフスタイル

前日のランキングへ

ニュース設定