「女子アナ問題」の小泉進次郎、「経済オンチ」の石破茂……”大量出馬”総裁選の行方

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2024年09月04日 13:01  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

今週の注目記事・1「自民総裁選11人の精密検査」(『週刊文春』9/5日号)
同・2「兵庫県知事斎藤元彦(46)の自死局長ガサ入れ指示書をスッパ抜く!」(『週刊文春』9/5日号)
同・3「10・27 秋の永田町騒乱 いきなり総選挙 進次郎はどれだけ勝てるか?」(『週刊現代』9/7日号)
同・4「NHK“尖閣発言”中国人の正体」(『週刊文春』9/5日号)
同・5「甲子園優勝校 京都国際・小牧憲継監督の激白」(『週刊ポスト』9/13日号)
同・6「SixTONES森本慎太朗(27) 森川葵(29)とラブラブ♡タイ旅行」(『週刊文春』9/5日号)
同・7「航空保安大学校の“教官W不倫”」(『週刊文春』9/5日号)
同・8「雅子皇后 那須ご静養で『異変』」(『週刊新潮』9/5日号)
同・9「聞こえてきたトーチュウ年内廃刊の噂」(『週刊新潮』9/5日号)
同・10「テレビスタッフが驚いた 女優酒豪番付」(『FLASH』9/10日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 先週は「台風週間」だった。朝から晩まで、どのチャンネルを見ても九州に上陸した台風10号の中継をやっていた。

 毎年のことだが、台風の通り道になる沖縄や九州の人たちは、大変だろうなと思う。私は東京育ちだから、これまで数えるしか台風の怖さを感じたことはない。

 だが、深夜、台風による強風のために雨戸とガラス戸が風船のように家の中に膨らみ、弾けそうになったことや、大雨のために近くの小川が氾濫し、床下浸水したことがあったことは覚えている。

 台風に地震と、災害大国ニッポンだから仕方ないのかもしれないが、先日の南海トラフ大地震注意報もそうだが、住民に恐怖感を与えるだけの気象庁の発表の仕方は何とかならないものか。

 明日の天気も満足に当たらない天気予報も何とかしてほしい。線状降水帯など「新語」を造るのには熱心だが、もっとピンポイントで正確な情報を出してもらいたいと思っているのは、私だけではないはずだ。

 防衛費をGDP比2%にすることなどせず、地震や台風予測の精度をもっと上げるために、予算を割り振るのが国のやること、国民を守ることのではないのか。

 さて、今週もこれといってスクープらしいものはない。文春が先週、小泉進次郎の女性問題がほかにもあると報じていたので、今週やって来るかと思ったが、どこにもそれらしきものはなかった。

 総裁選は、始まる前から、小泉進次郎が当確と決め付けている週刊誌が多く見られるが、本当だろうか?

 総裁・総理の座の重みが、2000年代に入り“軽く”なってしまったのは事実だが、いくら何でも環境相しか経験していない人間が“いきなりステーキ”ならぬ、いきなり総理は国民を舐めすぎていないか。

 それについては後で触れるとして、まずはFLASHの女優酒豪番付からいこう。

 相撲番付では、東の横綱が一番上だが、それは広瀬すずだそうだ。酒も飲むが、周囲への気遣いも忘れないようだから、酔って泥酔ということはないのだろう。だから正横綱。
西の横綱は意外にも上白石萌音だそうだ。芋焼酎をロックで豪快にやるそうだ。鹿児島出身だからやっぱり焼酎が好きなのだろう。

 東の大関は川口春奈。こちらは長崎出身だが日本酒党らしい。「友人と2人で日本酒の一升瓶を空け、さらに追加したという逸話の持ち主」だそうだ。

 西の大関は吉高由里子だ。この女優の酒の上での武勇伝はいくつもあるようだが、飲むとだれかれ構わずチューをして回るそうだ。いい酒だな!

「二杯目までは休刊日」と迷言を吐いた橋本環奈が東の関脇。彼女の飲み友達の浜辺美波が西の関脇。

 私の経験では、酒が本当に強いのは女性の方に多いような気がする。男はグダグダ飲んでいるだけで、本当に酒が好きで飲んでいる奴はそう多くはないが、女性は酒が好きで、しかも乱れないのが多い。

 私のカミさんがそうだが、結婚前から一緒に飲んでいて、「こいつにはかなわない」と思っていたが、結婚してからも衰えるどころか、未だに、酒、それも日本酒が好きで、量もいく。

 広瀬すずが酒豪ナンバー1か。一度でいいから行きつけの居酒屋で一緒に飲んでみたいものだが……。

 さて、少し前に夕刊フジが来年1月で休刊と報じられた。私が夕刊フジで覚えているのは、講談社に入ったその年、11月25日に三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊に乱入した事件があった。

 私は月刊現代というところにいたが、校了間際の徹夜の朝帰りで中野駅に降り立った。すると駅の売店のスタンドに夕刊フジが刺さっていて、大きく「三島由紀夫市ヶ谷自衛隊乱入」とかいう見出しが見えた。早速買って見て読み、万が一と思って編集部に電話を入れた。

 電話に出た先輩は知らなかった。当時、テレビは1台あったが、校了のために消していたのだろう。

 それから、「すぐに社に戻れ」といわれ、校了を延ばし、三島の記事を入れたことを覚えている。

 今だったらネットニュースやSNSですぐに情報は流れるのだが、今から半世紀以上前、編集部には扇風機とテレビしかなかった。

 のんびりしていたといえばのんびりしていた時代だった。そこに夕刊フジという夕刊紙が出て、随分話題になり、飛ぶように売れた時代があった。

 それに続いて日刊ゲンダイが創刊され、夕刊紙戦国時代に入って行くのである。

 当時は、前夜の野球のナイターの結果を知るのも夕刊紙からであった。情報がユルリと流れていた時代だった。

 ネット、SNSが普及し、日刊紙、夕刊紙、もちろん週刊誌も“時間遅れ”のメディアになってしまった。

 新潮が、東京中日スポーツ、愛称はトウチューが年内で休刊、実質廃刊だと報じている。

 スポニチ、報知、日刊に比べるとややマイナーなスポーツ紙だが、中日ドラゴンズファンにはたまらない愛着のあるスポーツ紙であろう。

 プロ野球人気が低下し、サッカーも一時ほどの熱狂はない。PGAゴルフも井上尚弥のボクシングもネットに独占され、ペーパービューでなければ見られない。

 テレビは叫び声を上げるだけのお笑い芸人と、何でも「これはウマイウマイ」というだけの食べ物番組がはびこり、ドラマの原作はマンガからが多くなり、薄っぺらになったと嘆いているのは、私だけではないはずだ。

 いっそ、半年間、新聞、テレビ、週刊誌を含めた雑誌を全て中止にして、スマホだけの世界がどういうものになるのかを実験的にやってみたらいい。

 もしかすると、そんなもの無くても情報もエンターテインメントも、困らないのかもしれない。

 そんなつまらないことを考える日々である。

 皇后雅子さんに「異変」が起きている! 新潮がそう報じている。

 新潮によれば、この夏、那須の御用邸へ静養へ行く際、珍しくお召し列車ではなく全て車で行かれたというのである。

 その理由は、お召し列車となればJRはダイヤ編成を行わなければならず、出発の一月前にJR側に連絡をしなければいけないのだが、それができなかったという。その理由は、「最も大きかったのは皇后さまのご体調でした」(さる宮内庁関係者)というのである。

 今回は仕事が忙しく、天皇皇后と愛子さんが一緒に行けないということもあったようだが、それだけではなく、このところの雅子さんは、体調が優れないため、公式行事への出席も遅れがちになるという。

「大事な行事当日にご体調のピークを合わせられるよう、皇后さまは数日間かけてコンディションを整えられています。ただし、そのお出ましが終わった後はお疲れが残ってしまう。なかなかお休みになれないなど、少なからず生活のリズムが狂ってしまうのです」(同)

 適応障害というのは、全快というのが難しい病気なのであろう。無理をしないことが一番いいはずだが、先の英国訪問など、どうしても行かなければいけない公務も次々にあり、なかなかそうはいかないのだろう。

「現行の皇室典範に則れば、今後は秋篠宮家に皇統が移っていくわけですが、国民の間では愛子さまの人気が根強い。こうした状況をご覧になるにつけ雅子さまは、世論との間で板挟みになられ、心苦しいお気持ちを抱かれているのではないでしょうか。それがひいては、ご体調にも影響しているのだと思われます」(静岡福祉大小田部雄次名誉教授)

 もしそうだとしたら、次の総理は、一日も早く「愛子天皇」実現を目指すべきだと思うのだが。

 ところで、今年の元旦、能登半島地震にも驚いたが、夕方の、羽田空港での航空機と海保機が衝突炎上した映像は、この世の終わりかと思わせるほどの衝撃を日本中に与えた。

 事故の原因は様々なようだが、発着便を次々にさばく航空管制官の業務体制、人手不足の深刻化なども一因ではなかったかといわれている。

 国交省によると、国家公務員である管制官の昨年の定員は2031人だが、今年6月の時点で、欠員者が113人出ているという。

 今でもギリギリなのに、定員割れでは、空の安全など守れるのだろうか?

 その管制官たちを育成する機関が「航空保安大学校」だが、ここで、男性教官と女性教官とのLINEでのトークのやり取りが大量にアップされ、大きな問題になっていると文春が報じている。

 なぜならそこには、「凄いの」「気持ちいい」「ずっとしていたい」それ以外にも、「ほんとに会いたいよ―抱きたいよー」「いっぱい抱いてもらう」「Aくんの方が長い」「濃い」「激しい」などという睦言が書かれてあったからである。

 2人とも関西出身の40代で、共に既婚者。W不倫というわけだ。

「こうしたあまりに破廉恥な『学内W不倫』の証拠が関係者に拡散されたため、校内は大混乱。学校側は関係者への調査に乗り出し、証拠メッセージを受け取った教職員や関係者には『緘口令』が敷かれたという」(文春)

 W不倫の片割れの男性は、文春の直撃に、そういう事実があったことは認めている。

 私はいつも不思議に思うのだが、こうしたLINEを含めたSNS上でのやりとりが、なぜ、こうも簡単に流出してしまうのだろうか。

 不倫をしている亭主を疑って、亭主のスマホを妻が盗み見て発覚するというのは理解できるが、こうしたごくごくプライベートな睦言が流出するというのが、古い雑誌屋には未だに理解できない。

 それはともかく、人手不足の航空管制官を育てる大学が、こうした騒動で人材を育てられないといった事態にでもなれば、それこそ一大事である。

 この不倫、他人ごとではないのだ。

 お次は、文春お得意の旧ジャニーズ事務所のタレントのラブラブ交友録。
今回は、「SixTONES」の森本慎太朗(27)がタイ旅行に連れて行った彼女について、写真付きで報じている。

 そのお相手は女優の森川葵(29)。ドラマでの共演をきっかけに真剣交際を開始し、2人でタイ旅行に出かけていたというのである。

 森本といえば、グループ最年少メンバーで「肉体派キャラ」として知られており、昨年放送の日本テレビ系『だが、情熱はある』でお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太役を熱演したことでも話題となったという。

 一方の森川は2010年、15歳の時に「Seventeen」(集英社)専属モデルとしてデビュー。2012年に女優デビューを果たし、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)や『賭ケグルイ』(TBS系)など次々と話題作に出演し、一躍有名に。プライベートでは2018年に俳優・高橋一生と、2019年に俳優・仲野太賀との熱愛が報じられていたそうだ。

 今年4月期に放送されたドラマ『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)では夫婦役で共演し、距離を縮めたという。

 8月16日の出発前、ラウンジに居合わせた客は2人の様子をこう語っている。

「ラブラブな様子で2人で1つのスマホを覗きながらよく笑っていた。完全に2人だけの世界に没入している感じでした」

 旧ジャニーズ事務所といえば、先日も、同じ「SixTONES」のジェシーがはるか12歳年上の綾瀬はるかと「同棲」していると報じられたばかりである。

 このカップルも、女性の方が2歳年上。年上女性はジャニーズのタレントが好きなのだろう。

 この2人、結婚まではいかない気がするが、どうなるのだろう。

 さて、今年の甲子園夏は京都国際高校が優勝した。だが、この学校の前身が韓国系民族学校で、校歌が韓国語だったため、心無いネトウヨたちが騒いだ。

 中日スポーツのネット版(8月23日 15時27分)ではこう報じた。

「エース左腕・中崎が9回まで4安打無失点の快投を見せた京都国際は、0-0で迎えた延長10回表、押し出し四球と犠飛で2得点。その裏は2番手・西村が無死満塁のピンチから内野ゴロの間に1点を失ったものの、後続を抑えて壮絶な投手戦を制した。

 試合終了後、京都国際の勝利をたたえる校歌が球場内に流れると、関東第一の大応援団は大きな手拍子を送った。それに応えるように、京都国際のナインは自らの応援団にあいさつした後に、関東第一のアルプス席に向かって一礼した。

 球児の熱闘に水を差すように、韓国系の民族学校を前身とする京都国際の校歌が、韓国語であることに反発する声がこれまでにも一部挙がり、物議を醸していた。

 誕生から100年を迎えた甲子園。劇的な一戦の後にみられた一連のやりとりは感動を呼び、X(旧ツイッター)には『これが本来あるべき姿なんよな…勝者をたたえるっての…』『やっぱりいいな、甲子園って』『ネトウヨと違って爽やかだなあ』『高校生の方がSNSで文句言ってるやつらよりよっぽど心も器もでかいな』などの書き込みがあふれた」

 だが、ポストによれば、この野球部を率いてきた小牧憲継監督(41)は怒っていたという。

「野球が下手くそだったあいつらが頑張って、せっかく日本一になったというのに、試合後は韓国語の校歌がどうのとか、韓国大統領がどうのとか、僕らからしたらどうでもいい報道ばかり。もっとこいつらのプレーを取り上げたって欲しいと思います。正直、むちゃムカついています」

 怒りは学校にも向く。

「良くも悪くも、学校は野球部に対して無神経で無頓着。日本語の校歌にして欲しいとスタッフが願っても実現しないですし、グラウンドだって広くして欲しいと頼んだところで学校は協力してくれない。はっきりいって、僕は学校が嫌いです」

 ここまではっきりと、学校批判をする監督はこれまでいなかっただろう。

 京都国際は京都韓国学園といっていた。2004年に日本の認可校となって校名を変更したという。

 当初は、在日や韓国からの留学生が多くいたようだが、今はプロ野球選手になりたいという者も含めて、全国から集まってくるという。

 私は、韓国語の校歌でもいいのではないかと思うが、そのへんのところは、学校への最大の志望動機になっている野球部の意見も聞いて、親たちの考えも取り入れ、総合的に判断すればいいのではないか。

 グラウンドが左翼70メートル、右翼60メートルというのは、たしかに歪で、狭い。日本一を機に、学校側も考えてあげる必要があるはずだ。

 ところで、NHKの中国語放送で「釣魚島(尖閣列島・釣魚島の中国語名)と付属の島は古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義宣伝とプロフェッショナルではない業務に抗議します」と流れた。聞いた中国人もビックリしたのではないか。

 さらに英語で、「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」といったそうだ。

 昔の過激派を思い出させるような「アジ演説」だが、これをいったのはどんな人間なのだろう。

 文春によれば、中国山西省出身で、日本に留学し、東京大学大学院総合文化研究科で、文学博士号をとり、英語も流ちょうで、2002年からNHKの仕事に携わっているという。

 このAは、以前から報酬が安いといっていたそうで、香港のフェニックステレビとの仕事もしていて、そっちに移ろうとして、最後っ屁か、中国への忠誠を見せるために、こうした暴挙に出たようである。

 Aには、日本語の原稿を渡し、それをAが翻訳するのだが、内容についてはノーチェックだったそうである。

 だが、いくら翻訳原稿をチェックしても、その場で自由にしゃべられては防ぎようがあるまい。

 NHKにとっては頭の痛いことがまた一つ増えた。

 ステーキ屋に「いきなりステーキ」というのはあるが、それをもじって「小泉進次郎総理決定で、いきなり総選挙」とは、早とちりではないのかね、週刊現代。

 先週号でも「小泉進次郎総裁決定」と現代は打っていたが、今度は、小泉進次郎で選挙になったら自民党はどうなるかというのだから、やや呆れながら、読んでみた。

 現代は、この時点で総裁選の帰趨は決しているという。都知事選のように候補者が乱立しているようにみえるが、決選投票に残るのは石破茂と小泉進次郎だというのだ。

 小泉進次郎の後ろ盾は菅義偉だし、すぐにある総選挙の顔としてどちらが優れているかは言わずもがな。

 決戦投票では小泉進次郎が圧勝するだろうというのである。

 顔でいえば、ブスッとした石破より、いつもニコニコ進次郎の方が、ジジ、ババ受けはいいだろうが、そんなことでほとんど閣僚経験もない若造が、“いきなり総理”になっていいはずはないと思うし、有権者をこれほどバカにした話はない。

 小泉進次郎だけは総裁・総理にしてはいけないと考える自民党議員はそう多くないのだろうか。そんなことはあるまい。

 そんなことをすればこれから以降、若くてイケメンというだけで総理になれる前例になり、50過ぎた中年議員たちは総理になる夢がなくなるが、それでもいいのか?

 まあ、オレが怒っても仕方ない。冷静に冷静に。

 現代の総選挙予測は、政治ジャーナリストの青山和弘。さらに現代が独自に各選挙区の内情を取材したというが、失礼だが、現代の取材力では、全国というのは無理がある。

 決論は見えている。有権者はコロッと騙されるというのである。

「自民党単独では過半数の233議席を割る。自公で過半数維持という予想になります」(青山)

 岸田政権のままでもし選挙をすれば、80議席は減らしたはずなのが、ほぼ現状維持で収まるのは小泉進次郎効果だというのである。

 ほんとかいな? 小泉進次郎効果もあるかもしれないが、バカにするなと怒って他党に入れる有権者だって多くなるはずだ。

 総理の椅子がそんなに軽くていいはずはない。

 第一、政策はどうするのか。これまで通りで、首だけ挿げ替えて済むのか。小泉進次郎は裏金議員はどう処遇するのか? 原発問題は? 防衛費のGDP比2%問題は? 自身の女性問題は? ホテル代を政治資金で支払ったという疑惑については? 女性天皇は容認するのか?

 総裁選で聞きたいことは山ほどある。メディアはどこまで突っ込めるのか、期待はできないが。

 どちらにしても、小泉進次郎ありきではなく、政策論争を戦わせられるかどうかが第一である。

 有権者の中に小泉進次郎待望論はない。自民党の中の選挙で落ちそうな議員たちが待ち望んでいるだけだ。

 週刊誌は悪乗りしてはいけない。

 さて、兵庫県知事の斎藤元彦である。どうにかしろよと思っているのは私だけではない。

 いろいろな問題はあるが、なぜ、彼が、これほどまで議会からもメディアからも叩かれ、罵詈雑言を浴びせられているのに、「なぜ、辞めない」のだろう。

 この“謎”を解明したメディアは、私が知る限りない。

 満期までやって退職金をもらいたいから。自分が退けば嫌っている泉房穂明石市長が出て来るから。どれも的を射てないと思うしかない。

 これだけ毎日、強烈なバッシングを受けていても、メディアのインタビューには答えているようだし、議会の百条委員会にも出席している。

 病気と称して病院に入院したりという逃げ隠れもしていない。テレビで表情だけを見ていれば、能面の様ではあるが、昂ったり怒鳴り散らしたり、無言で通したりすることはないようだ。

 私も長い間週刊誌稼業をやってきて、色々な人間に会ってきたが、初めて見るタイプである。

 失礼だが、精神的に不安定なのかもしれないと思ったりするのだが、どうなのだろう。

 このままだとメディアの方が根負けして、報道しなくなるかもしれない。議会の方も不信任案を出すというが、どこまで追い詰めることができるのだろうか。

 知事選で斎藤を推した日本維新の会の吉村洋文は、ようやく、辞任を求めることも考慮に入れるというような“寝言”をいい出したが、製造責任を果たせよといいたい。

 だが、ここまで意固地になっていると、そんな圧力などそよ風程度ではないか。

 第一、今回知事を辞めれば、次にまたどこかの市長選や知事選に出ることなどできるはずはない。

 お先真っ暗だと思うが、救う神ありなのか。

 知事からパワハラを受けて告発した人間と、告発後と2人も自殺しているのだ。普通の神経なら動揺するはずだが、持ちこたえているのは何のためなのか。

 子々孫々まで汚名を残すことはできないという家訓でもあるのだろうか。

 文春によれば、匿名で県政に関する七項目の疑惑を呈し、斎藤知事を告発したX局長宅を訪問し、「文書作成者がXだと断定、Xの公用PCを押収していったのは、斎藤の指示による片山安孝副知事だった」という。

 斎藤は8月7日の記者会見で、自らが指示して片山副知事らに告発文書の調査を遂行させたことを認めている。

 文春は、告発文の作成者がXであることがあまりにも早く特定されたのはなぜかと疑問を呈している。

 そしてその理由は、「これについては百条委員会で県職員が証言した。三月二十二日、人事課長がデジタル改革課の職員に依頼して、X氏ほか数人の電子メール一年分のデータを提供させたらしい」(百条委の議論を聞いた県議の一人)という。

 調査したのはXだけではなく、三班態勢で三カ所同時のガサ入れも計画し、「庁内調査指示書」というものまで作成していたというのである。これは尋常じゃない。

 県は、その後も告発文書の真実相当性を認めず、5月7日にXを懲戒処分にしてしまっている。

 斎藤は、この告発を「公益通報制度」に基づいてとは認めず、単なる誹謗中傷だと決めつけているのだ。

 斎藤はこの判断の根拠に、「弁護士の見解を得た」と胸を張ったというが、この弁護士というのは、県の信用保証協会の顧問弁護士でもある藤原正廣だそうだ。

「告発文書には県信用保証協会関連の疑惑もあったため本件における利害関係者であり、中立性に疑義がある」(県OB)

 文春は藤原への相談内容を記した文書を入手した。そこには、今年4月以降、2880分間にわたり「誹謗中傷等を含む文書の対応」という名目で相談して、相談料52万8千円を「公費」で支出したことが書かれているそうだ。

 相談自体が「公益通報」ではなく「誹謗中傷」という前提で行われていたと読めるという。

 少し前にも鹿児島県警が内部告発者を洗い出すため、ネットメディアにガサをかけ、証拠を掴んでその人間を逮捕するという言語道断なことをやっていたことが、当然ながら世の批判を浴びた。公益通報というのは法律で守られているにもかかわらず、警察や権力者たちに勝手に踏みにじられている。

 これでは公益通報というのが名前だけになってしまう。ふざけるなである。

 誰か教えてくれないか、斎藤という男がなぜ辞めないのかを。

 今週の最後の記事は、やはり総裁選についてである。まだ締め切りには間があるが、先ほども紹介したように、小泉進次郎が勝つという前提で物事が運んでいるようだ。

 そんなバカなと、私は思う。他にも立派な人がとはいえないが、だからといって小泉進次郎が最適なわけがない。

 小泉進次郎については文春が、彼は憲法改正、それも九条二項を改正すべきだと文藝春秋(2019年9月号)で発言しているが、

「具体的にどう変えるかという主張が全く出てこない。九条の建付けをきちんと理解しているかすら疑問です」(自民党関係者)

 財政では積極財政を打ち出しているようだが、

「小泉氏には定見がないように感じます。木原氏(木原誠二前官房副長官=筆者注)や村井氏(村井英樹官房副長官=筆者注)といった財務省出身者は財政規律派。そのなかでどこまで積極財政に持っていけるか。どっちつかずで進めると岸田政権と同じ道を辿ることになる」(上武大学田中秀臣教授)

 ここでも小泉進次郎の恋愛話が出てくる。当時NHKで夜のニュースを読んでいた女子アナが、彼との関係に悩んでいたという。

「小泉氏からのアプローチを受け親密な関係になりましたが、いくら逢瀬を重ねても彼女になれないと嘆いていた。関係が切れるとAアナはショックを受け、その後、海外に転出。以降、アナウンス室では『進次郎には気をつけるように』とのお触れが出た。総裁選が佳境に入れば、他局も含めて『女子アナ包囲網』が敷かれ、暴露合戦が始まるでしょう」(NHK局員)

 小泉進次郎といえば、女子アナを含めた女性問題か、妻の滝川クリステルの尻に敷かれているという話ばかり。

 こういう人間が総理候補ナンバー1というのは、笑止千万だ。

 文春によれば、石破茂は経済オンチだそうだ。

 企業経営者でつくる「日本取締役協会」というのがあるそうだ。変な会だね、「取りしまられ役会」というほうがぴったりくるがね。

 そこで石破が呼ばれ話をしたそうだ。それが、経済オンチ丸出しだったというのである。

 彼はキャンディーズが好きだが、最近はサザンが好き。だが、チケットがセカンダリー(転売)で、どんどん値上がりしている。それは「今の日本株が上がったり下がったりするのに一喜一憂しているのもそれと同じでね……」と話を継いだというのだ。

 私も石破に負けない経済オンチだが、この論理は全く理解できない。誰かその場にいた人間が、「それはどいうことなのか説明してくれ」といわなかったのか?

 石破は文春に対して、それは、「株が上がっても経済と直結しないということをいいたかったのだ」と説明している。わかったようなわからない話だ。

 石破は読書家である。他の議員たちとのつまらない付き合いがないから、時間はたっぷりある。だが、読書で得た知識と、現実に起きていることとは直結しないことはままある。

 それをわかりやすく有権者に説明するのが政治家の責務でもある。政治家は独りよがりになってはダメだ。

 もし、万が一総理になれば、独断専行で人のいうことなどに耳を傾けないのではないか。そんな心配が彼には付き纏っている。

 河野太郎は脱原発論者だったのに、原発推進派に“転向”したとはよくいわれる。それに、12月の初めになくなるという健康保険証問題についても何も語っていない。いいっぱなしのボンボン。それが河野太郎という人間の正体であろう。

 文春は、河野家の息のかかった企業からの献金がやたら多いと報じている。例えばコネクタなどの製造会社「日本端子」(平塚市)からは200万、400万と寄付があるが、

「同社の初代社長は一郎氏で、現在は河野氏の弟・二郎氏が社長を務める一族企業です。本社ビルは地元事務所に隣接し、いずれの土地も洋平氏が所有。河野氏自身も、二一年の資産公開で日本端子の株式四千株を所有していると公表しています」(事務所関係者)

 ほかにも「恵比寿興業」「麻布台ビル」などを所有する河野家だから、河野太郎もカネに困ったことなどないのだろう。うらやましい!

 小林鷹之は普通のサラリーマン家庭の出身ではなく、父親は企業の役員などを務め、それなりに裕福な家だったというが、まあ、許容範囲だろう。

 小林の取り巻きの議員たちに、不倫女性議員や甘利明のような金銭授受問題で辞任した者など、あまりいい人物はいないというが、これも、小林自身の罪ではないだろう。

 高市早苗は結婚していた亭主である山本拓前衆院議員と一度離婚し、山本が落選すると極秘裏に再婚していたという“美談”はあるが、今回、減点する理由はないと思う。

 というわけで、立候補者は10人近くなると思われる前代未聞の総裁選だが、今のところ小泉進次郎がややリードしているようだ。だが、討論会などで「進次郎構文」を連発して、有権者から「こりゃダメだ」と思われれば、いくらコップの中の嵐でも、排除されるのは当然であろう。

 私の予想は、◎は石破茂、〇は高市早苗、▲小泉進次郎、△小林鷹之。本音でいえば、どの候補にもなってほしくはないのだがね。(文中敬称略)

【巻末付録】

 現代から。

「大久保桜子 その素肌が物憂げだから」「菜那セシル 海辺の宝石」

 お次はポスト。

「密着ルポ 日本のトップ女優が乱れまくった『台湾アダルトフェス』」

 袋とじ「冷やしおっぱいはじめました 七嶋舞」。袋とじ「二階堂麗 麗しの白桃乳」

「ボインバンバンボン! 白川愛梨+西本ヒカル」「堀みなみ 満ち潮Hカップ」
「冷やしおっぱい」っていいね。こんな胸に抱かれて眠りたい!

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