初日はミルが欠場のホンダ勢、苦戦もザルコは好感触「トップとの差はとても僅か」/第13戦サンマリノGP

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2024年09月07日 15:50  AUTOSPORT web

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ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)/2024MotoGP第13戦サンマリノGP 初日
 9月6日、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた2024年MotoGP第13戦サンマリノGP初日セッション。レプソル・ホンダ・チームは、午後のプラクティスでルカ・マリーニが22番手を獲得した。ジョアン・ミルは体調不良で出走を見送ったためノータイムとなっている。

 ヨハン・ザルコ(ホンダ・カストロールLCR)はホンダ勢トップとなる15番手、中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)は20番手、ワイルドカード参戦のステファン・ブラドル(HRCテスト・チーム)は23番手でプラクティスを終えた。

 今大会では、ブラドルがワイルドカードで今年5回目の参戦。初日はミルが体調不良で出走せず、ブラドルを含めた4台でデータ収集にあたった。

 フリー走行1回目では、ザルコが安定したタイムを刻むが、マリーニと中上はラップタイムが安定せず苦戦。ホンダ勢トップは、1分32秒486のザルコで14番手。マリーニが18番手、中上が20番手、ブラドルが23番手と続いた。

 気温28度、路面温度40度のドライコンディションで実施された午後のプラクティス。

 最初のランで、ザルコが18番手、マリーニが19番手、中上が20番手、ブラドルが23番手と状況は変わらず下位を占める。ザルコの1分32秒831は、17番手のオリベイラと0.320秒差で、0.1秒未満の間隔で複数台が並ぶ状況の中、ホンダ勢は離されてしまった。

 セッション残り5分の時点でザルコ、中上、マリーニ、ブラドルが20番手から23番手と下位に並ぶ。残り2分を切った時点でザルコが1分31秒735で15番手に入り、1分31秒台に上げることができた。

 その後は他のライダーの転倒の影響もあり、タイムを更新できず、ホンダのトップはザルコの15番手。中上が20番手、マリーニが22番手と続き、初日を通しデータ収集にフォーカスしていたブラドルが23番手となった。

 週明けのミサノ公式テスト、2週間後には中止となったカザフスタンGPの代替として同地ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで第14戦エミリア・ロマーニャGPと銘打ち開催されるため、データ収集のためにも今週末は貴重な機会となっている。

 2日目は、ミルの体調が良くなることを祈りつつ、5台がコースインする光景を期待したい。

■ルカ・マリーニ(FP1:18番手、プラクティス:22番手)
「今日の結果にはもう少し期待していたけど、思っていた以上に苦戦したよ。以前にここで行ったテストは、このレースの準備のためではなかったので、大きなアドバンテージを持ってスタートできるわけではないんだ」

「サーキットのコンディションは非常に良く、とても速いペースが出ているけど、僕たちはデータを確認して改善点を見つける必要がある。レースペースでの差はそれほど大きくないが、タイムアタックではまだタイムを詰める余地がある。ミルの体調が明日には良くなっていることを願っているよ」

■ヨハン・ザルコ(FP1:14番手、プラクティス:15番手)
「ミサノでマシンがこれほど良好なグリップを発揮してくれて嬉しい。過去にはここであまり良い成績を残せなかったので、自分のライディングスキルの向上に役立っているよ。今日はとても良く走れていると感じられ、ポジティブな結果だ」

「順位はともかく、トップライダーたちとのタイム差はとても僅かで、これは僕たちが良い方向で取り組めていることを意味している。今週末のレースに集中し、このパッケージでさらに進歩したいね」

■中上貴晶(FP1:20番手、プラクティス:20番手)
「今日は、バイクでの良い感触を掴むのに苦労しました。最大の問題はコーナーへの進入です。午後のセッションでいくつかの細かい点を変更し、バイクのセットアップを調整した結果、少し良くなりましたが、まだ自分の望むようなライディングはできていません。明日、どうなるか見てみましょう」

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