午前中から猛暑日続出 「異例の残暑」続く 秋のお彼岸も高温傾向か 秋風はいつ?

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2024年09月11日 12:52  日本気象協会

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日本気象協会

午前中から猛暑日続出 「異例の残暑」続く 秋のお彼岸も高温傾向か 秋風はいつ?

今日11日も午前中から各地で気温がみるみる上昇中です。午後0時30分までに全国のアメダス57地点で35℃以上の猛暑日となり、9月とは思えない猛烈な暑さとなっています。真夏並みの暑さ対策を心がけ熱中症に警戒を。この先も異例の残暑が続き、秋のお彼岸も高温。秋風はいつ?



●9月とは思えない猛烈な暑さ


今日11日は、本州付近は広い範囲で晴れて、午前中から気温がみるみる上昇しています。
午後0時30分までの最高気温は、兵庫県豊岡市で36.9℃、熊本県甲佐町で36.6℃、大分県日田市で36.5℃など、体温並みの暑さになっている所があります。午後0時30分までに全国のアメダス57地点で35℃以上の猛暑日となり、9月とは思えない猛烈な暑さです。

東京都心は33.8℃まで上がり、気温も湿度も高く、うだるような残暑となっています。真夏並みの暑さ対策を心がけて、熱中症に警戒を続けてください。


●西ほど猛烈な残暑が長続き 9月中旬も秋見えず


この先も異例の残暑に終わりが見えません。西ほど厳しい残暑となる見込みで、福岡市や大阪市など連日35℃以上の猛暑日となるおそれがあります。また、名古屋市や東京都心でも35℃に迫る日がほとんどで厳しい残暑が続くでしょう。仙台市では暑さのおさまる日もあれば、33℃まで上がる予想の日もあり、一度涼しくなったあとの残暑が体に堪えそうです。

なお、猛暑日の最も遅い記録は、東京都心は9月12日(1942年)、名古屋市は9月16日(2023年)福岡市は9月20日(1998年)、大阪市は9月22日(2007年)です。
名古屋市は来週18日水曜も35℃の予想で、過去の猛暑日最晩記録を更新する可能性があります。

関東から九州では、日中だけでなく夜間も熱帯夜になるなど、昼夜問わず暑さ対策が欠かせない日が続くでしょう。なかなか季節が進まない1週間となりそうです。


●「秋の彼岸」も暑さおさまらず


今年は9月22日が「秋分の日」でその前後3日間が秋のお彼岸となります。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが、彼岸の入りとなる19日以降も高温傾向となるでしょう。昼夜問わず暑い日が続き、秋が恋しくなりそうです。夜間もエアコンを使用する日はまだ多いでしょう。
10月に向けて、運動会の練習など屋外の行事が増える頃ですが、もう9月だからと油断してしまわないように、しっかりと熱中症対策を心がけてください。


●広く秋風吹くのは?


9月下旬頃になると、前線の影響を受けて、雨の降る日が増えるでしょう。
猛烈な残暑の続く関東以西でも、このあたりから、最高気温が30度に届かない日が出てきそうです。ようやく少しだけ秋風を感じられる日が増えてくるでしょう。



このニュースに関するつぶやき

  • 彼岸には墓参りに行こうかと思ってたけど、この分だとまだ暑そうだ。10月にしますかねえ。
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