全日本ロード第6戦オートポリスのアクシデントで急逝。芳賀涼大の葬儀が営まれた

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2024年09月12日 15:50  AUTOSPORT web

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芳賀涼大の通夜の様子
 2024年全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦オートポリスST600クラス決勝(9月8日)でスタート直後のアクシデントで急逝したWORK NAVI NITRO RACING、芳賀涼大の通夜が9月11日(水)告別式が12日(木)に地元である名古屋市熱田区の、しろとり斎場で営まれた。

「本日は涼大のために多くの皆様にお集まりいただき本当にありがとうございます。息子でありますが、ひとりのレーシングライダーとして真剣にレースに向き合い成長を感じていました」と喪主の父・紀行氏。

「先日は、初めてJSB1000クラスにスポット参戦し良い走りを見せてくれました。これからが楽しみだったのですが……。メソメソすると涼大に笑われるので泣きません。皆様、笑顔で見送ってあげてください。そして涼大の笑顔をたまには思い出してあげてください」

 芳賀涼大は2003年8月25日にスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)などで活躍した芳賀紀行の次男として誕生。4歳のときにレーシングライダーを志すようになる。イタリアでミニバイクに乗り腕を磨き、2017年にイタリア選手権(CIV)SS300に参戦。2019年にはSS600にステップアップした。

 2020年からは、国内に活動拠点を移し、父・紀行氏が率いるNitro Racingから全日本ロードST600クラスに参戦を開始。兄・瑛大と共に切磋琢磨し、レーシングライダーとして成長。荒削りだが、年々速くなってきていた。2023年の開幕戦もてぎでは、コースレコードでポールポジションを獲得。速さはあるが、転倒が多く、それでも怪我をしない涼大だったのだが……。この8月に21歳になったばかり。本当にこれからが楽しみなレーシングライダーのひとりだっただけに残念だ。

 通夜には、親族を始め、友人やレース関係者など約700名、告別式には約300名が参列。涼大との別れを惜しんだ。

 戒名は涼大の一字を使い、サーキットを涼しい風のように、気持ち良く、正しい光を持って走り抜けるイメージで『涼風義光信士』となった。

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