積水ハウスが19日発表した「男性育休白書」によると、2024年の調査で育児休業を取得した男性の割合は前年比2.9ポイント増の27.3%、平均日数は6.5日増の29.9日でどちらも2019年の調査開始以降、最高だった。一方で女性の4割超が、夫が育休期間中に家事や育児を行わない「取るだけ育休」になっていると評価していることも分かった。
取得者の半数は日数が「1カ月以上」だった。子ども1人目で取得した人が2人目の際に取得した平均日数は129.9日と、長期化している。
また、育休を取得した男性の34.8%、夫が育休を取得した女性の42.0%が「取るだけ育休」になっていると回答。日数は伸びても中身に課題があることが浮き彫りとなった。
調査は小学生以下の子どもと同居する全国の20〜50代の男女9400人を対象に、6月にインターネットで実施した。