2024年韓国No.1大ヒット、第45回青龍映画賞にて作品賞ほか最多12部門にノミネートされている『破墓/パミョ』に日本を代表する声優・小山力也がシークレット出演していることが判明。本作についてコメントが到着した。
本作は、墓に隠された恐ろしい秘密を掘り返すサスペンス・スリラー。韓国で約1,200万人を動員、7週連続で第1位を記録し、2024年No.1大ヒットとなった話題作。
この度、日本を代表する声優で、韓国映画の吹き替えも数多く担当している小山力也が、本作に登場する“ヤバいもの”の声を担当していることが明らかに。
小山は韓国映画について、「新しい監督さんやスタッフさんを前に出すことをやっていらっしゃるので、とても活気があっていいですね」と話す。
初めて韓国映画の吹き替えを担当したのが、テレビ放送時の『シュリ』だったそうで、「主役のハン・ソッキュさんの吹替をやらせて頂いたのが20年以上前。ビデオじゃなくて、初めてテレビでかかる時に吹替をやらせて頂いて、その時の敵となる相手役がチェ・ミンシクさんだったんです。あれも、本当によくできた素晴らしい映画でしたね。運命的というか、長くやっていると、色々ありますね」と当時を懐かしむ。
また、小山は『破墓/パミョ』についても「娯楽作品ですからね。面白いですよ」と絶賛し、続けて「『パラサイト 半地下の家族』もそうですけど、韓国映画の魅力、今の日本ではできないようなえげつない所と繊細な描写の所を、俳優さんがみんな本当にリアリティを持って演じていらっしゃる。俳優さんたちのレベルは本当に高いですからね」と分析。
「だから、それを楽しんで頂きたいですし、色んな風習がとても新鮮で面白いですしね。どぎついけど、下品じゃない。迫力があって、ただ陰惨なだけではないので、その辺の味加減、さじ加減がとても絶妙だなと思いました」と感想を述べている。
合わせて、先日行なわれたチェ・ミンシク&チャン・ジェヒョン監督による、ネタバレ注意のスペシャルトークショー映像も解禁。小山の声を含めた“ヤバいもの”ついてチャン・ジェヒョン監督自身も言及している。
【映像は本作のネタバレを含みます】
なお、日本での大ヒットを記念し、映画研究者の崔盛旭とライター・編集者の岡本敦史がネタバレ全開で本作を解き明かすトークショーも決定。韓国の歴史的、文化的背景、風俗などを解説しながら、作品の魅力に迫るネタバレ全開の内容となっている。
『破墓/パミョ』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。
<トークショー概要(予定)>
【日程】11月9日(土)
【時間】13:00の回(上映終了後トーク)
【場所】角川シネマ有楽町
【登壇ゲスト】崔盛旭(映画研究者) ※聞き手:岡本敦史(ライター・編集者)
(シネマカフェ編集部)