栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで11月3日に開催された2024スーパーGT第8戦、GT500で唯一ダンロップタイヤを装着する64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTは雨の予選で見事ポールポジションを獲得したが、決勝では序盤はトップを守るも、最終的に10位でのフィニッシュとなった。レース後、スタートから前半スティントを担当した伊沢拓也に、レースの状況、そしてダンロップタイヤの手応えについて聞いた。
レースの序盤の8周目、フルコースイエロー(FCY)が解除された直後の5コーナーで8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTがオーバーテイク仕掛けてきた際、イン側のラインをとった首位64号車Moduloとアウト側から抜きにかかった8号車ARTAがコーナーから立ち上がるタイミングで接触した。
この2周後、2度目のFCY明けに8号車ARTAからトップを奪い返すも直後の11周目に36号車au TOM’S GR Supraに先行を許し、その後2台のマシンに抜かれ実質4番手となったところで22周目にピットインした64号車Modulo。伊沢から大草りきにバトンタッチしコースに復帰すると順位は10番手まで下がっていた。
このもてぎラウンドの直前、伊沢と昨季2023年に64号車Modulo NSX-GTでコンビを組んだ太田格之進(17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT)が、デイトナで行われる北米耐久シリーズの公式テストに参加することが伝えられた。伊沢はGT500に上がった早い段階から、格之進の速さを認めていた兄貴分的存在でもある。