1994年の設立以来、上質な作品を送り続けてきたサーチライト・ピクチャーズが、今年で30周年を迎える。これを記念して、代表作6作品が期間限定劇場上映されることが決定した。
ハリウッドのメジャースタジオ20世紀フォックスの元、低予算ながらも価値ある作品を個性溢れるフィルムメーカーたちと生み出すことを目的とし、FOXサーチライト・ピクチャーズとしてその歩みを始めたサーチライト・ピクチャーズ。
アート性とストーリー性の両立に加え、その時代に求められる声に応え、そして何よりも生涯のオンリーワンとなる作品群を世界中に提供。野心的なプロジェクトを手掛けるため、先鋭的なテーマを扱うことも多く、インディペンデント志向の題材でありながら、いつの間にか心惹かれ、笑いと感動が共存するような、唯一無二の鑑賞体験に導かれるのも特徴だ。
30年という歩みの中で200以上もの作品を生み出し、5度のアカデミー賞作品賞を受賞した。
今回期間限定上映するのは、第79回アカデミー賞脚本賞、助演男優賞受賞、負け犬家族の奮闘を笑いと涙で包む、サーチライト・ピクチャーズのスタイルを印象づけた大ヒット作『リトル・ミス・サンシャイン』。ジョセフ・ゴードン=レヴィットやズーイー・デシャネルが出演する『(500)日のサマー』。
ウェス・アンダーソンがその才能を存分に発揮、個性に満ちた豪華スター夢の共演で贈る極上のミステリー・コメディ『グランド・ブダペスト・ホテル』。第90回アカデミー賞作品賞を含む最多4冠受賞、ギレルモ・デル・トロ監督の美しくも切ない究極のファンタジー・ロマンス『シェイプ・オブ・ウォーター』。
ウェス・アンダーソンの限りない日本とストップモーションアニメへの愛情が炸裂する『犬ヶ島』。第92回アカデミー賞脚色賞受賞、タイカ・ワイティティ監督の極上のユーモアと感動のヒューマン・エンターテイメント『ジョジョ・ラビット』の6作品。上映劇場やスケジュールなど、詳細は公式サイトに掲載される。
2025年は、ジェシー・アイゼンバーグとキーラン・カルキンがW主演を務めるロードムービー『リアル・ペイン〜心の旅〜』、ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを演じる『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』が公開予定となっており、ますます勢いが加速。サーチライト・ピクチャーズの歴史を巡る特別予告も公開された。
「サーチライト・ピクチャーズ代表作6作品」は11月22日(金)より全国にて順次期間限定劇場上映。
(シネマカフェ編集部)