【モデルプレス=2024/11/30】女優の上白石萌音が30日、東京・パルテノン多摩大ホールにて行われた「第16回TAMA映画賞」授賞式に登壇。SixTONESの松村北斗との共演を振り返った。
【写真】上白石萌音、直筆美文字披露◆上白石萌音、最優秀女優賞受賞
『夜明けのすべて』に出演する上白石は最優秀女優賞を受賞。同作でPMS(月経前症候群)を抱える藤沢さんを演じた上白石は、「私も生理が重くて、生理前はかなり心身が不安定になるんです。藤沢さんほどではないですが」と打ち明け、「この辛さも何かの役に立つんだなと思いました。自分の心身を観察して、藤沢への共感と理解を深めたいなと思いました」と告白した。
そして2024年を「ありがたいことにたくさんの挑戦をさせていただいて、その度に壁にぶつかって、自己嫌悪と周りへの嫉妬に苛まれ続けた」と振り返りつつ、「その度に周りの方々が背中で示してくださったり、相談に乗ってくださったり、優しさをポンと出してくださったり、本当にたくさん支えていただいた1年だった」と述懐。「どんなお仕事でも、仕事をしていなくても、そういう負の感情は一生付き物だと思う」としながらも、「その度に周りを見渡して、感謝しながらこれからも頑張っていきたい」と前向きな思いを口にした。
◆上白石萌音、松村北斗との共演は「バチバチと閃光のように頭の中で光った」
『夜明けのすべて』が最優秀作品賞で表彰された際には、三宅唱監督とともに上白石が再登場。同作の共演者で最優秀新進男優賞の受賞者でもある松村北斗がこの日、欠席していることについて、三宅監督が「本当はもう1人受賞者がいたんですけど」と残念そうにつぶやくと、上白石は「そうなんです。今は別場所で、ベストなアーティストな感じで」と松村の欠席をイジり、笑いを誘っていた。
次に、本作での松村との共演について上白石は「私はもともと原作の大ファンだった」と言いつつ、出演の話を聞いたのは「朝ドラで松村さんと夫婦役をやっていた頃だった」と告白。松村が山添くん役を演じると聞いて「バチバチと閃光のように頭の中で光った」と感激したことを明かした。
『夜明けのすべて』撮影時のエピソードとして、三宅監督が「上白石さんがオンラインで大学の授業に出席しなければならないというのがあったので、それを待ちました」と、上白石の都合で撮影を一時中断した出来事を暴露。上白石は「あと1回休んだら単位が取れないという授業で(笑)」と恐縮していると、三宅監督は「知らなくて。学生だということを、当時。撮影中に知って、『まじで?』『すげえな!』と思って。(授業に)出たほうがいい出たほうがいい!って(笑)」と懐かしんでいた。
◆「TAMA映画賞」
TAMA映画賞は、2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰している。
そのほか、最優秀男優賞を受賞した吉沢亮、藤竜也、最優秀女優賞を受賞した河合優実、最優秀新進男優賞を受賞した齋藤潤、最優秀新進女優賞を受賞した森田想、早瀬憩、最優秀作品賞を受賞した『ぼくのお日さま』に出演する池松壮亮、越山敬達、中西希亜良らも登壇した。(modelpress編集部)
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