Appleが10月28日にリリースしたiOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1では、同社の最新デバイスの目玉機能となっているAIアシスタント機能「Apple Intelligence」(アップルインテリジェンス)が追加された。その使用感についての情報も、限定的ではあるが徐々にネット上に公開されつつある。今後もOSアップデートに伴い、いくつかの新機能が追加されていく見込みだ。
ただし、現時点ではあくまで「β版」としての扱いで提供されている。もし、β版でも、いち早くApple Intelligenceを試したいという場合は、対応デバイスを用意し、所定の手順を踏むことで検証可能になる。本記事では、iPhoneでApple Intelligenceを使うために必要な手順について解説しよう。
なお、今回紹介する手順は11月中旬に検証した内容をもとにしている。OSバージョンによって、手順や画面表示が変わる可能性もあるので、あらかじめご了承いただきたい。
●(1)対応デバイスを用意する
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現状、Apple Intelligenceを利用できるiPhoneは、2024年に発売された「iPhone 16」シリーズの4モデルと、2023年に発売された「iPhone 15 Pro」シリーズの2モデルに限られる。具体的な機種名は以下の通りだ。
【iPhone 16シリーズ】
・iPhone 16
・iPhone 16 Plus
・iPhone 16 Pro
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・iPhone 16 Pro Max
【iPhone 15 Proシリーズ】
・iPhone 15 Pro
・iPhone 15 Pro Max
Apple Intelligenceを検証したい場合は、上記の端末を用意する必要がある。なお、今後追加される「Visual Intelligence」という、競合でいうところの「Googleレンズ」のような機能は、どうもiPhone 16シリーズで追加された新ボタンの「カメラコントロール」を駆使することが前提になるようだ。もしApple Intelligenceの検証を目当てにこれから端末を新調するのであれば、最新世代の端末を用意した方が良いかもしれない。
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●(2)言語設定を変更する
Apple Intelligenceを利用するには、端末とSiriの言語設定を米国英語に変更する必要がある。まず「設定」アプリから「一般」をタップし、「言語と地域」の欄にて、優先する言語を「English(US)」に変更しよう。
続いて、同じく「設定(Settings)」アプリにある「Siri(Apple Intelligence & Siri)」の項目をタップし、「言語(Language)」の欄を「英語(アメリカ合衆国)(English(United States))」に変更しよう。
なお、言うまでもないだろうが、端末の表示言語が全て英語になるので、英語表記に苦手意識がある人は注意してほしい。
●(3)Apple Intelligenceのウェイトリストに登録する
先述の手順と同じく、「設定(Settings)」アプリの「Siri(Apple Intelligence & Siri)」の画面を開いた状態で、最上部に「Apple Intelligence」の欄が表示されているはずだ。ここに表示される「Join the Apple Intelligence Waitlist」をタップし、次画面にて「Join Waitlist」のボタンをタップしよう。
この状態で、しばらく待つとApple Intelligenceを有効化できるようになる。跡は説明画面に表示される内容を確認しつつ、画面指示通りに操作を進めればApple Intelligence関連の機能が使えるようになる。
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