その年の世相を表す「新語・流行語大賞」今年も発表されました!年間大賞にはTBSドラマ「不適切にもほどがある!」の“ふてほど”が選ばれました。
【写真を見る】年間大賞は“ふてほど” あなたはいくつわかる?
発表!「新語・流行語大賞」年間大賞は“ふてほど”山内あゆキャスター:
今年の世相を表す「新語・流行語大賞」が発表されました。30語がノミネートされ、星がついているワードがトップ10です。
【トレンド】
アサイーボウル
アザラシ幼稚園
界隈 ★
猫ミーム
8番出口
BeReal
【スポーツ】
初老ジャパン ★
50-50 ★
ブレイキン
名言が残せなかった ★
やばい、かっこよすぎる俺
【政治】
裏金問題 ★
【社会的関心事】
インバウン丼
カスハラ
コンビニ富士山
新紙幣 ★
新NISA
ソフト老害
トクリュウ
南海トラフ地震臨時情報
被団協
ホワイト案件 ★
マイナ保険証一本化
令和の米騒動
【エンタメ】
侍タイムスリッパ―
はいよろこんで
はて?
ふてほど ★年間大賞
Bling-Bang-Bang-Born ★
もうええでしょう ★
栄えある年間大賞には、TBSドラマ「不適切にもほどがある!」のを省略した“ふてほど”が選ばれました。
ドラマ「不適切にもほどがある!」は“昭和のダメおやじ”が現代にタイムスリップし、“不適切”発言で現代をかき回すコメディードラマです。現代の私達にいろいろと気づかせてくれるようなことがあるという内容でした。
主演の阿部サダヲさん(54)は、2日の表彰式で「正直『ふてほど』って自分たちでは言ったことはない。こういう賞をいただけて、ドラマ全体が評価されて、ありがとうございます」と答えました。
新語・流行語の中で、これが印象に残ったというものありますか。
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井上貴博キャスター:
“ふてほど”はTBS社員として、すごく嬉しいですし誉れ高いですが、ネットの書き込みを見ると「知らない」「大賞に値しない」などと書かれていて…感情も忙しいし、選ばれたけど、傷ついたみたいな…
ホラン千秋キャスター:
全部そういうのあると思いますけど…
ちなみに私は、番組冒頭で「Bling-Bang-Bang-Born」が流れたときに、井上さんが小刻みにリズムを刻んでいたのが印象に残っていますね。「ノるんだ…」と思って(笑)
井上キャスター:
絶対に見られたくないところを見られましたね。
この「不適切にもほどがある!」の舞台となった1986年にも新語・流行語大賞がありました。このときは「新語部門」と「流行語」の2つに分かれていました。
新語部門の金賞は「究極」。漫画「美味しんぼ」にでてくる「究極vs至高」から選ばれたという事です。「究極のメニュー」がグルメブームの火付け役にもなったということで、新語部門の金賞になりました。
一方、流行語部門の金賞は「新人類」。
今で言うと「Z世代」のような形でしょうか?新しい価値観の若者たちを指す名称で、“何となく話が通じない”というネガティブな意味で使われていた「新人類」。
それまで「新人類」と言われると、ネガティブなイメージがありましたが、新しい時代の野球像を作るくらい活躍し、「新人類はすごい」というポジティブな意味で、西武ライオンズを日本シリーズ優勝に導いた、清原和博選手、工藤公康選手、渡辺久信選手が受賞しました。
その他、新語として「激辛」「ファミコン」「おニャン子」「150円台」「亭主元気で留守がいい」などが入りました。
同じく、2日発表された女子中高生が選んだ「JC・JK流行語大賞」。
SNSの投稿データを解析し、候補を選定。約100人の女子中高生がランキングを決定しました。(JCJK調査隊調べ・株式会社AMF)
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【コトバ部門】
1位「ほんmoney」
→インフルエンサーの「ほんまに?」の話し方がそう聞こえると話題になり使われるように
2位「おったまgetdown」
→インフルエンサーが「おったまげた」という意味合いで使い始めたところ、女子中高生で話題に!
3位「まじまじまじんがー」
→「まじ」の進化版
ではこれらを駆使して例文を…A子ちゃんとB子ちゃんの会話です。(JC・JK流行語大賞2024「コトバ部門」ランクインのワードを使用)
A子ちゃん
「ほんmoney、最近TikTokに出てくる子かわいい子多すぎて、おったまgetdownなんだけど」
B子ちゃん
「わかんの。てか、すきぴBeRealで匂わせしてるんだけどwwwww」
A子ちゃん
「まじまじまじんがー?」
B子ちゃん
「まじまじ」
ホランキャスター:
私達も中高生だった頃にこういうのありましたよね。
「とりま=とりあえず」とかは、みんな使い始めたかなっていう感じ。そういう会話を各世代してるんだと思うと心がキュッとします。
山内キャスター:
「今年の漢字」が12日に発表されます。
・2021年「金」
・2022年「戦」
・2023年「税」
お二人の予想はどうでしょうか?
井上キャスター:
私は「選」です。
オリンピック・パラリンピックイヤーは「金」が一番強いと思いますが、選挙のあり方が変わった。オールドメディアとSNSを取捨選択する。あと、オリパラ、そして全スポーツ選手へのリスペクトで「選」。
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ホランキャスター:
私は混乱の「乱」です。
世界情勢も大変混乱をきたしていますし、選挙も公認にするのか非公認にするのか、裏金問題などですごく混乱しましたし、私も髪を振り乱して働きましたし。いろんな混乱があったなと。
山内キャスター:
2人とも選ばれそうなものを「外す」というところが本当にうちのMCらしいなと思いました。