本番組では、平野がキュレーションした絶品グルメを扱う公式ショップ「味マート BASE支店」も展開中。耳でも舌でも楽しめるよう、多角的な展開を行っている。
ここでは、このショップの魅力や、どんなグルメが扱われるのかを紹介しよう。
食事もスイーツも! 絶品グルメが勢揃い
今年7月にオープンした「味マート BASE支店」。ネットショップ作成サービス「BASE」に出店しているお店の中から、平野が太鼓判を押す商品をピックアップしている。内容は、食事、スイーツ、飲み物までジャンルを問わない。現在並ぶのは、パスタセット、火鍋セット、ひやむぎ、赤海老キムチ、冷麺、チョコレート、アイスクリーム、コーヒーなど多種多様なラインナップ。自分用にはもちろん、ギフトにもピッタリだ。
それぞれの商品は平野がポッドキャストで紹介。「味マート BASE支店」ではそれぞれの商品について平野が紹介文を綴っており、エピソードが公開されてすぐに完売する商品もあるほどの人気ぶりだ。
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— 味な副音声/ VOICE OF FOOD (@ajinafukuonsei) December 1, 2024
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人気店とのコラボも続々
さらに、人気インドレストラン「砂の岬」のセットが販売されたこともある。同店は、予約して来店する人も多い有名店で、営業時間も限られているため、なかなか思い立ってすぐに味わうのは難しい。そんな希少性もあってか、こちらも瞬く間に完売した。
「砂の岬」の秘密を探る
ここではポッドキャストから、前述した「砂の岬」のオーナーシェフの鈴木克明さん・有紀さんをゲストに迎えた回をテキストで紹介しよう。
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平野:砂の岬さんのオープンはいつなんですか?
有紀さん:2010年です。14年目になるんですけど、(時期によって)かなりメニューも変えるんですね。インドに行きたいがために、そのスケジュールが可能になるお店作りを当初から始めてしまったので、インドに行くたびにメニューが変わってしまうという。自分たちにとってはただの旅行ではなくて、課題を与えるためでもあるんです。私たちは飽きやすい性格ではないと思っているのですが、同じことを続けていると新しいことをしたくなります。
平野は砂の岬のオンラインショップにつづられている文章を紹介する。
2007年、片道切符で日本を発ち、インドでお金がなくなるまでカレーを食べ続けた。明るい希望ばかりではなく、不安も多い旅だった。どこの誰かもわからない僕を優しく迎え入れてくれた人々に沢山出会った。食堂に入り、テーブルに座れば、国も宗教も関係なかった。ただ夢中に食べている人々と同じ場所にいる時間が好きだった。
あのときの食の風景を日本で伝えたい。今までに出会った素晴らしい料理と、それにまつわる人々の物語を。 (砂の岬 オンラインショップページより抜粋)
平野:砂の岬さんの料理は「本当に感動するなあ」という料理が多いんですけど、実際に今はどんなものを提供されているんですか?
克明さん:行った土地のスタイルを取り入れて変えるようにしています。コロナ明けからは、ムンバイという僕たちが最近よく行っている街で提供されている、どちらかというとお肉寄りの料理を、カジュアルにライスと食べる感じのメニューがあります。
有紀さん:コロナになって第二子が生まれたというのもあったので、少しお店を閉めた時期があったんですね。そのときに、冷凍カレーを始めたんです。私たちはクリスマスには毎年クリスマスメニューを準備していて、「冷凍カレーになっても特別メニューを作らなきゃ」「今回は何を表現しようか」と考えたときに、ムンバイのモーニングのスタイルから着想を得て、クリスマスの夜と朝を表現することにしたんです。クリスマスボックスのなかに、ムンバイで表現したディナーセットとモーニングセットを入れるという。それが砂の岬でのムンバイ料理の始まりでした。
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平野:何が入っているんですか?
有紀さん:マトンキーマカレーとチキンキーマカレーがあります。同じキーマなんですが味のテイストもすごく変えているものです。またお野菜のカレーのベジタブルサンバルと、お豆のカレーのダールフライ、インドのライスのバスマティライスもセットにしています。
平野:これはどんな理由で選ばれたんですか?
克明さん:基本的にムンバイのスタイルなんですけど、今お店でやっているランチのメンバーを集めました。
有紀さん:冷凍カレーのラインナップとしてはムンバイだったりマドゥライだったり、コングナードゥという地域でもともと販売していたんですけど、今回は初めての方もいらっしゃるかなと思ったので、マトンとチキンとお野菜も混ぜるというセットを作りました。
平野はオリジナルのカラフルのパッケージのかわいさも見逃せないと絶賛し、「届いたときのうれしさがヤバい」と熱弁。セットを試食し、「おいしいしか言えない」とその味を堪能しつつ「今は食材もパッケージもいろんなものが流通できる世界だけど、(現地の)空気感って動かしがたいもの。ある種そのミッション・インポッシブルを何とかかたちにしたいっていう試行錯誤の痕跡を砂の岬さんには感じて、その痕跡に心が動く」と表現した。
また、「砂の岬」のおいしいビスケット「INDIAN CLASSIC BISCUITS」もラインナップしていた。
有紀さん:これは4種類のビスケットが入っていて、実はこのビスケットもインドから得たものであり、シュルーズベリービスケット」はチャイに浸して食べたりするものなんですね。インドでは小さい商店にサラリーマンの人たちが小さいチャイを1杯とビスケット1枚を買って、ちょっとほっこりしてから出勤しています。私にはその光景が、パリでクロワッサンとカプチーノを楽しんでいる姿と同じにしか見えず(笑)、いつかこれを日本に持って来られないかなとおもっていました。私は現地ですごく濃厚なものを食べ続けると体調を崩すときもあるので、必ず現地のビスケット屋さんでパンとかビスケットとかパイとかを買って持ち歩く習慣がついていて、そうやって食べているときに私たちのなかで「いつかこれをしよう」ってことで試しにしてみたら意外とお客さまが喜んでくださいました。
平野:(「カレーリーフ&ジーラビスケット」を試食して) どんなに暗くて狭くて荷物だらけの家でも、これをかじったらインドの清冽な風がサって吹いて幸せな気持ちになります。このひとかじりだけで旅立てます(笑)。
新エピソードは「チャイ」の魅力を紐解く
■「味マート BASE支店」公式サイト
https://shop.ajimart.net/
■『味な副音声 〜voice of food〜』公式サイト
https://spinear.com/original-podcasts/aji-na-fukuonsei/