12月7〜8日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されるスーパーGT第5戦鈴鹿『SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL』の予選日前日にあたる12月6日、GT300クラスに参戦するTEAM UPGARAGEが、2024年限りでホンダNSX GT3の使用を終え、UPGARAGE NSX GT3が“引退”すると発表した。
TEAM UPGARAGEは2015年からGT300クラスに挑戦を開始。2019年からはホンダNSX GT3に車両をスイッチして戦ってきた。2019〜2020年は小林崇志と松浦孝亮がドライブし、2021年からは毎年ホンダレーシングスクール鈴鹿出身の若手が小林のパートナーとして加入。小出峻が加わった2023年はシーズン2勝も挙げ、タイトル争いも展開した。
TEAM UPGARAGEの石田誠監督は車両変更の理由について「ホモロゲーションは2029年までありますが、環境が今年までと来年以降で明らかに変わるというのが、今シーズンまでで使用を終える理由です」と多くは語らなかったが、GT3カーを使うチームにとって、パーツのサプライなどのサポートやエボリューションモデルへの期待が重要。海外でもNSX GT3が今シーズン限りというチームも多く、TEAM UPGARAGEも同様の理由だと推測される。