ジュビロ磐田は8日、クラブ公式サイトにて声明を掲載した。
“サックスブルーの古豪”が、4度目の降格となった。1年でのJ1リーグ復帰を成し遂げたジュビロ磐田は今シーズン、横内昭展監督の下で残留を目指して戦ったものの、序盤戦から爆発したFWジャーメイン良がゴールを量産していくのとは裏腹に、勝ちと負けを繰り返して波に乗ることはできず。すると第12節から第14節にかけては3連敗を喫し、その後のリーグ戦10試合でもわずか2勝と低迷。第28節以降は降格圏から抜け出すことができずにいた。
ただ、第34節セレッソ大阪戦でのGK川島永嗣の劇的PKセーブなど、残留争いになんとか喰らい付くと、勝利が必須の第37節FC東京戦では、1−1に追いついた直後の84分にPKを獲得。これを、シーズン終了後の現役引退を発表した“10番”MF山田大記が沈めて、逆転勝利。“磐田の反撃”は、最終節へと望みを繋いだのだ。
そして、8日の最終節はサガン鳥栖との対戦に。残留への前提条件は勝利のみだった中、16分に先制点を許したのを皮切りに、まさかの3失点。攻撃陣も不発に終わり、0−3で敗戦。この結果、4度目となるJ2リーグ降格が決定した。
同日、1年でのJ2リーグ降格となったジュビロ磐田は、クラブ公式サイトにて声明を掲載した。
「日頃より、ジュビロ磐田への変わらぬご声援と温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。本日行われました2024明治安田J1リーグ第38節の結果をもちまして、来シーズンのJ2降格が決定いたしました。今シーズンも最後まで熱い声援を送り続けてくださったファン・サポーターの皆様、クラブを支えてくださるパートナー企業の皆様、そして共に歩んでくださるホームタウンの皆様のご期待にお応えすることができなかったことを、深くお詫び申し上げます」
「選手たちは日々のトレーニングから試合の一瞬一瞬まで全力を尽くし、最後まで諦めることなく戦い抜きました。しかしながら目指していた目標に届かず、力不足を痛感しております。この結果を重く受け止め、現在の課題に真正面から向き合い、未来を見据えながらジュビロ磐田らしいクラブの在り方を追求し、さらなる成長を目指して邁進してまいります。クラブ理念である“夢と感動を 共に”という言葉のもと、この地のシンボルとして、夢と感動を共につむぎ心支える存在であり続けるべく、再起に向けた準備を始めてまいります。1年でのJ1復帰を果たし、将来はタイトルを争うクラブへと成長するために全力を尽くしてまいります。皆様からの変わらぬご声援が、私たちの挑戦を支え後押しいただける最大の力です。どうか引き続きご支援・ご声援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます」