歌舞伎俳優の中村橋之助が10日、都内で開かれた映画『シンペイ〜歌こそすべて』(2025年1月10日全国公開)完成披露上映会舞台あいさつに登壇した。
【集合カット】豪華…!真剣な面持ちで写真に応じた中村橋之助、志田未來ら出演者たち 本作は、明治に生まれ、大正・昭和を生き、今も歌い継がれ、童謡、歌謡曲、音頭、民謡まで幅広いジャンルの約2000曲を残した作曲家・中山晋平(1887年〜1952年)の生涯を、彼の音楽とともにつづっていく。年間邦画配給収入1位を記録した『ハチ公物語』(1987年)、『遠き落日』(92年)、『ひめゆりの塔』(95年)などで知られる・神山征二郎監督がメガホンを取った。
今作で映画初出演にして初主演となった橋之助は、この日が初めての舞台あいさつとなった。登場から少し緊張気味な様子を見せたが、マイクを受け取ると「この舞台あいさつも人生始めてですので、ワクワクしておりますが、映画を楽しんでいただけましたでしょうか?」と堂々とした様子で第一声を終えた。
今回の出演を契機に映画界での活動も広げていくのかという問いに、橋之助は「積極的に、映画であったり、映像の方にも出していただけたらうれしいなと思うようになりました」と率直な心境を明かし、「歌舞伎もそうですし、映像も役者として必要とされるようになるべく、自分自身もっと勉強していきたいと思います」と力強く語った。
さらに今作の撮影は昨年の9月、10月頃だったといい、当時は現在より10キロもやせていたという。映画を見た母でタレントの三田寛子からは「『あの頃の方が、よかったね』と言われました」と照れくさそうに話した。
イベントにはこのほか、三浦貴大、志田未來、神山征二郎監督が登壇した。