トライアンフ、限定シリーズ『アイコンエディション』の7車種を発表。111年の時を経て筆記体ロゴが復活

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2024年12月10日 21:40  AUTOSPORT web

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都内で催されたプレス発表会で公開された限定モデルシリーズ『ICON EDITION』
 12月4日、トライアンフモーターサイクルズジャパンは東京都内で行われた新型『スピードツイン1200/1200 RS/900』の発表会において、1907年に使用された筆記体ロゴを復活させた限定モデルシリーズ『ICON EDITION(アイコンエディション)』を公開し、2025年に展開すると発表した。

 今回、3車種の新型スピードツインと同時に発表された『アイコンエディション』は、“Triumph”の筆記体ロゴを復活させたモダンクラシックの限定モデルシリーズだ。

 対象モデルは、『ボンネビルT100』、『ボンネビルT120』、『ボンネビル・ボバー』、『ボンネビル・スピードマスター』、『スクランブラー900』、『スクランブラー1200 X』、『スクランブラー1200 XE』の7車種で展開される。

 トライアンフの筆記体ロゴは、1907年からわずか7年間しか使用されなかったものの、ファンによる収集やカスタムの際にマシンに刻み込むなど愛されてきた歴史がある。そして、100年以上の時を経て、今回のアイコンエディションとして復活することとなった。

 アイコンエディションは、サファイアブラックとアルミニウムシルバーの2トーンカラーで揃えられ、モデルごとにどちらかをベースにしたカラーリングが特徴。フューエルタンクとサイドパネルに配されたゴールドの筆記体ロゴをはじめとした専用グラフィックによって、モダンクラシックの各モデル個性を際立たせるデザインに仕立てられた。

『ボンネビルT100/T120』は、トライアンフでも特に英国のクラシックスタイルを体現したモデルだ。アイコンエディションでは、T100がシルバーをベースに控えめなブラックのグラフィックが加わり、レトロな印象を与えるカラーリングとなった。T120は、ブラックをベースにシルバーとゴールドのラインのカラーリングにより、余裕のあるエレガンスさを演出している。

『ボンネビル・ボバー』は、ボンネビルをその名の通りボバースタイルに仕立てたモデル。『スピードマスター』は、初代ボンネビルのデザインをベースに創られた、1960年代の雰囲気を纏うクルーザーだ。この2台は、カスタムベースとしてもファンに愛されてきた。

 ボバーのアイコンエディションは、低くすっきりとしたラインに合わせ、ブラックを基調に魅力のあるシルエットとなった。スピードマスターでは、エンジン周りのクロームに調和するシルバーをベースに、ブラックラインを中心に全体を引き締めるデザインとなっている。

『スクランブラー900/1200 X/1200 XE』は、ボンネビルをベースに特徴的なハイマウントエキゾーストやロングストロークのフロントフォークなどの装備でデュアルパーパス性能を高めたスクランブラーモデルだ。900のアイコンエディションは、他のモデルと違いシルバーとブラックがバランスよくまとめられたカラーリングとなった。1200 Xは、シルバーをベースにブラックとゴールドラインのグラフィックがあしらわれ、軽快な印象を与えている。

 より高いオフロード性能を備えた1200 XEでは、1200Xと対照的なブラック基調のグラフィックで逞しさを演出。ゴールドアルマイトのフロントフォークは、タンクの筆記体ロゴは、引き立てるカラーリングに仕上げられた。

 アイコンエディションの税込価格は、ボンネビルでは、『T100』が140万3000円、『T120』が174万7000円、『ボバー』が196万7000円、『スピードマスター』が196万7000円だ。スクランブラーでは、『900』が143万3000円、『1200 X』が193万円、『1200 XE』が215万6000円となっている。

 限定シリーズ『アイコンエディション』の『ボンネビルT120/ボバー』および『スクランブラー1200X/1200XE』の4車種は2024年12月から、『スクランブラー900』および『ボンネビルT100/スピードマスター』の3車種は2025年1月から発売される予定だ。

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