テレビ大阪・BSテレ東の1月期ドラマ『それでも俺は、妻としたい』の原作・脚本・監督を手がける足立紳氏が11日、大阪市内で取材会に出席し、同作について語った。
【写真】テレビ大阪キャラ「たこるくん」を持つ足立紳氏 同作は、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本を担当した足立氏による“ほぼ実録”の小説(新潮文庫)を実写化。脚本家の夫とそんなダメ夫を罵倒する妻の、夫婦“性”活エンターテインメント。風間俊介とMEGUMIが夫婦役でW主演を務める。
40歳を過ぎても売れない脚本家で収入なしのダメ夫・柳田豪太(風間)は、妻の柳田チカ(MEGUMI)にヒモ同然で養ってもらい、夜の営みに誘うも「ヤダ」と拒絶されるばかり。息子は不登校気味。豪太はあの手この手を使って奮闘するが、とことん罵倒される…というストーリー。
キャスティングには、足立氏の意見も反映され、MEGUMIは「ぴったり」とはまり役、風間は意外性を発揮する。足立氏は、実際の妻の感想について「よろこんでいる」としつつ、「あんたが風間俊介さんはありえない」ときつい一言を浴びたとうれしそう。「MEGUMIさんもありえないけど」と控えめに添えた。
映画の助監督などからキャリアをスタートさせ、脚本家として『ブギウギ』で成功。しかし、足立氏は「どっちかと言うと僕のA面はこっち。裏が朝ドラ」とぶっちゃけ。売れっ子になっても、ユニークな夫婦関係は変わらないようで「むしろ昔の方がやさしかった。僕にマゾっ気があるのかもしれませんね」とはにかんでいた。
真夜中ドラマ枠で、来年1月11日より、テレビ大阪は毎週土曜深夜0時55分〜、BSテレ東は毎週土曜深夜0時から放送。