今年1年の世相を表す「今年の漢字」が京都・清水寺で発表され、『金』に決定した。
日本漢字能力検定協会が漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として、1995年から行われている同イベント。
夏季五輪の時は「金」確なんかな
『金』が選出されたのは、パリ五輪・パラリンピックで多くの金メダルを獲得したことや、政治をめぐる「裏金」問題、金目当ての闇バイトなどが注目されたことが理由だという。
しかし発表後、SNS上では呆れる声が殺到している。
《もうこれ、(夏季)五輪イヤー=「金」やん》
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《12年前のロンドン五輪から「金」の無限ループになった感》
《なんか、夏季五輪の時は「金」確なんかなw》
今年の漢字で『金』が選出されるのは今回で5度目。シドリー五輪が行われた'00年に初めて選出され、'12年のロンドン五輪からは夏季五輪が開催された年は毎回『金』が選ばれる結果に。
「日本漢字能力検定協会の公式サイトやはがきで応募が可能で、応募数がいちばん多かった漢字が『今年の漢字』に選ばれます。そのためみんなが思いつきやすい無難な漢字が選ばれるため、過去に選出された漢字が複数回選ばれることも珍しくありません」(全国紙記者)
公式サイトの《過去と同じ漢字が1位になることはありますか?》という質問の回答にも、
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《毎年、皆様からの応募数が一番多かった漢字を揮毫(きごう)しているので、過去と同じ漢字が複数回1位に選ばれたことがあります。同じ漢字でもその年によって起きた出来事が異なるため、選ばれた理由も異なります。ぜひ比べてみてください》
最多選出の『金』だけでなく、『災』と『戦』、『税』がそれぞれ2回選出。複数回選出されることもあると綴られている。
公式Xによると応募総数は22万1971票。『金』は1万2148票(5.47%)を集めての第1位だったという。
《4年に一回「金」書く大会》
とSNSでは皮肉の声も上がっているだけに、ロサンゼルス五輪が開催される'28年は応募する人たちも『金』以外で投票してほしいものだ。
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