「運動広げ、つないでいく」=気持ち新たに帰国の途―平和賞受賞の日本被団協

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2024年12月12日 18:02  時事通信社

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時事通信社

帰国を前に、取材に応じる日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の(左から)田中熙巳さん、箕牧智之さん、田中重光さん=12日、オスロ
 【オスロ時事】ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表団は12日早朝(日本時間同日午後)、ノルウェーの首都オスロにある宿泊先のグランドホテルを出発し、帰国の途に就いた。被爆者らは「これから運動を広げ、つないでいく」と気持ちを新たにしていた。

 授賞式で講演した代表委員の田中熙巳さん(92)は「高齢だから不安だったが、終わったら元気になった」と笑顔。石破茂首相が日本被団協のメンバーと面会する意向を示していることに対し、「ノルウェーの首相は核兵器禁止条約に署名できるよう頑張ると表明した。『被爆国の総理こそやってください』と言うつもりだ」と力を込めた。

 事務局長の木戸季市さん(84)は「今までやってきた道を、死ぬまで続けないといけないと分かった。世界の全ての人が核から守られるよう呼び掛けたい」と話した。 

帰国を前に取材に応じる日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の田中熙巳さん=12日、オスロ
帰国を前に取材に応じる日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の田中熙巳さん=12日、オスロ
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