<ラグビー・リーグワン1部:神戸29−31東京SG>◇第7節◇8日◇神戸ユニバー記念競技場◇観衆5585人
コベルコ神戸スティーラーズが東京サントリーサンゴリアスに競り負け、ホームでの「不敗」が止まった。
前半2分に東京SGが先制トライと思われたが、ビデオ判定の末に取り消された。その流れに乗って神戸は13分、CTBマイケル・リトル(31)が右中間に先制トライを決めた。
しかし、その後は防戦一方。後半の入りも含め、3連続トライを奪われて5−24とリードを許した。だが、神戸もあきらめずに猛反撃。終盤に連続トライで29−31と2点差に迫り、ラスト1プレーを告げるホーンが鳴り響いた後も、ボールを保持して攻め続けた。
追い詰めたが、最後は東京SGの途中出場したFW宮崎達也(28)の魂のタックルでボールを奪われて試合終了。神戸ロックのブロディ・レタリック主将(33)は「前半あの点差で負けていたが、後半になんとか巻き返した。ただ自分たちのチャンスをしっかりものにしなければ勝てない」と厳しい表情を見せた。
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これで3勝4敗と黒星先行となった。ホームでは3戦3勝だったが、そんな「内弁慶」もストップした。4つの黒星を見ると、接戦での弱さが浮き彫りになる。2点差負けがこれで2試合目。残りの2敗も6点差、8点差といずれも1桁点差で敗れている。
神戸のデイブ・レニー・ヘッドコーチ(HC)は「試合を振り返るとチャンスはあった。前半にペナルティーを多く与えたが、後半はなかった。(前半から)修正できたからこそ、後半に結びついたが、有利に進められなかった」。
次節15日はまだ勝ち星のないアウェーでクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)戦。プレーオフに進める上位6チーム入りへ、早くも正念場となりそうだ。
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