<ラグビー・リーグワン1部:東京ベイ30−22横浜>◇第7節◇8日◇神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場◇観衆8195人
2季ぶり優勝を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)が、暫定2位に浮上した。
昨季4位の横浜キヤノンイーグルス(横浜)との上位対決を30−22で制し、WTBハラトア・バイレア(25)がプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に輝いた。22年の入団後初のハットトリックで、2ゴールを合わせて19得点を挙げ「(POMも)初めてでうれしい」と笑顔を見せた。
右大外のエリアを支配した。前半を3−12で折り返すと、後半に2トライ。6点を追う25分には味方キックを捕球し、2人を振り切った。3トライ目で1点差に迫ると、この日初めてゴールキックを託された。厳しい風下対策でボールを倒して弾道を下げ、右隅から決めて逆転。ルディケ・ヘッドコーチにも「今日は彼の日だった」と評された。
トンガ出身で千葉・日体大柏高に留学。大相撲の豊昇龍とは3年間同じクラスで、新横綱の本名から「ビャンバッチ」の愛称で呼ぶ。留学生同士でボウリングやビリヤードに出かけた仲で、初場所も「(テレビで)見ていたら優勝した」と刺激を受けた。自身も昨年5月の日本代表候補合宿に招集されたが、コンディション不良で辞退。角界を背負う友に負けじと、リーグワンでの飛躍を経て、世界へと羽ばたく。【松本航】
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